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ゲーマー日日新聞

ゲームという文化を、レビュー、攻略、考察、オピニオン、産業論、海外記事の翻訳など、複数の視点で考えるブログ。

Steamサマーセールで抑えたい傑作 -「CO-OP編」

おすすめゲーム

本稿ではco-opゲームをまとめました。なるべくco-op以外でも遊べるゲームを選んでます。

 

 

 

 

 

Splinter Cell : Black list  -貴重なAAA級ステルスゲー


 

 

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オススメ度:☆☆☆

奥深さ:☆☆ 

協力プレイ:☆☆☆☆  

新鮮さ:☆

 

 

ステルス派もアクション派も手堅く遊べる大作 初っ端はこのスプリンターセルの最新作。

Xboxの「メタルギア・キラー」として世に出たスプセルは、本作でなんと6作目であり、老舗の威厳を感じさせる。

前作コンヴィクションで大きくアクション寄りとなった本シリーズだが、今作ではアクションとステルスの両立がテーマになっており、ベテランプレイヤーも初心者も安心して遊ぶことができる。

 

 

そして、今作の目玉は、ステルスのための多用なギアの数々だ。 数十種類の武器に、20種類近いグレネードとUAVが倉庫にひしめき、プレイヤーに常に新しい「おもちゃ」で遊ばせてくれる。

前作が射撃によるゴリ押しなら、本作はギアによるゴリ押しといった具合であり、それを満足させるべく、敵も容赦無い数の大軍で迎撃する。 持て余す程の最新兵器と、倒しきれない程の敵の衝突は、古き良きFPSの大胆な駆け引きを思わせ、ステルスが苦手という人にも薦めたい。

また本家のファン向けに、アクションとギアの数を制限する最高難易度も用意されており、これでスプセルファンも安心。 更に大ボリュームのCO-OPまで添えられ、まさに至れり尽くせりだ。

スプリンターセルといえばCO-OPモードに定評があり、今作もかなり良作。 CO-OPは大味な戦闘になるか、極端にシビアなゲームになるところを、本作の緩いステルスが緊張感とモチベーションを維持してくれる。

 

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ゲーマーやらスチーマーを名乗る程ゲームを遊ぶと、どうにもAAA級タイトルを忌避しがちだが、

それでもベテランのクリエイターと大量の資金が掛けられた作品は、現代ゲーム文化の粋が詰まった作品なわけで、だからこそハードなゲーマーこそ触れるべきと思う。

また、通常のAAA級タイトルというと、TESのような箱庭か、CODのようなドンパチゲーなだけに、ゴージャスなステルスゲーは貴重で、最後まで楽しむ事ができた。

ちなみに日本語吹替え付きな上に、声優がやたらと豪華である。そちらに趣きのある方なら、是非チェックして欲しい。

 

 

Insurgency -本格的なCQBをお手軽COOPで


 

 

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オススメ度:☆☆☆☆

奥深さ:☆☆

協力プレイ:☆☆☆☆

新鮮さ:☆☆☆

 

 

 

 元はMODであり、無料で公開されていたこともあって、知名度はそこそこ。実際、プレイヤーも多くて1000人程は確保し、日本鯖も存在する。

 対戦もあるが、メインはやはりCOOPだろう。 鯖の数も対戦モード以上に多いのではないか、というほど盛況であり、勿論日本鯖も存在する。 マップもCO-OP専用のものが数種類用意され、ルールも、細長いマップに展開する敵対勢力を掃討し、複数のチェックポイントを制圧してクリア。という独自のもの。

 

 

ここでリアル系の低体力が活きる。いかに馬鹿なNPCといえど、射撃は正確なため一瞬の油断が命取りとなり、常に緊張ある連携が生まれる。

またマップも遮蔽物や曲がり角が多く、ARMAのようにだだっ広いフィールドで、豆粒程に離れた位置の敵に瞬殺。なんて理不尽なこともない。

シチュエーションも豊富で、毎度ランダムに配置される敵が、十字砲火したり、角で待ち伏せているので、単独での行動は死を意味する。

否が応にも、チームは互いの背を預け、タイミングを合わせて飛び出し、味方の射線を確保するためにしゃがむ。この連携による盛り上がりは、特にミリオタの人なら興奮すること間違いなし。

更に武器やクラスは、一人一人が各自に選択し、カスタマイズできる。クラス一つにつき一人だけなので、連携による高揚感もさながら、「自分専用の武器」からなる雰囲気も抜群。 その点、サバゲーとしての面白さもあるので、ガンマニアには涎水ものだろう。

 

 

 

 

 

 

そもそも、CO-OPとリアル系の相性は良くないとされてきたと思う。

特に2008年のL4Dは、現代CO-OPの原型とも呼べる作品だが、 過剰なまでのヘルプ、誘導ありきのシステム、わかりやすさのための味方の識別マーク等、あくまで「ゲーム的やりとり」のシステムが多かった。

これはリアル系に求められる「現実らしい空気感」「なりきりとしての一体感」とは完全に決別したシステムだと思う。

もし自分が、世紀末社会で戦うサバイバーになりきるつもりでL4Dをプレイするなら、100歩進む度に出るヘルプや、壁を貫通して味方を識別できるマークには興ざめするだろう。

一方で本作の、MAP構成や低体力等のさりげないCO-OPへの「誘導」と、武器カスタマイズやCQBのシチュエーション等のマニアも喜ぶ「リアルさ」は新鮮だった。

だからこそ、Insurgencyの「リアル系」×「CO-OP」の組み合わせは新鮮だし、ゲームとしても十分に楽しめる作品だった。フレンドと一緒に是非。

 

ORION : Dino Horde 「進撃の巨人」のように巨大な敵と戦えるCOOP


 

 

 

 

 

 

オススメ度:☆☆☆

奥深さ:☆☆

協力プレイ:☆☆☆☆

新鮮さ:☆☆☆☆☆

 

タイトル、ジャンル、見た目、全てにおいて地雷臭の漂う本作は、長年に渡る調整と幾多の購入者(もとい有料テスター)の屍によって素晴らしい作品に蘇った。

本作は大小多数の恐竜達を薙ぎ倒し、一定数倒せば休憩が入り、その間に武器や能力を購入し、次の敵の襲来に備えるという、いわゆるKFタイプのウェーブ式CO-OPだ。 本作の魅力は新鮮さに尽きる。この手のウェーブ式は、ゾンビ等の地味な敵を多く捌くため、いかんせん展開の起伏に欠けるゲームが多かった。

その点、本作では巨大恐竜から空飛ぶプテラまで現れ、更にジェットパックやビークルまで開放される。地球防衛軍以上のカオスっぷりといっていい。

 

 

 

 

 

 

特にジェットパックが素晴らしい。シンプルな操作で空を自由自在に飛ぶことは、近年のリアル化するFPSでは滅多になく、開放感がたまらない。

ジェットパックはゲーム性の上でも優れていて、空中ならどこでも「キャンプポイント」とすることが出来、プレイヤーの動きの幅がグッと広がる。

ただし、単に逃げているだけではポイントが稼げず、それによって武器や弾薬を補充できず、結果ジリ貧になってしまう。

そこで、「責め時」と「逃げ時」を瞬時に切り替えることが重要になるのだが、そこでも更にジェットパックが有用になる。 つまり、「いつ責めるか」「いつリロードするか」といった計算を、滑空することで安心して行う事ができるためだ。

常に背後と弾薬を気にしつつ、ジリ貧を楽しむCOOPが多い中、本作のような大変アクティブなCO-OPは珍しいのではないだろうか。

 

 

 

 

また敵のデザインも好みだ。私はそこそこミリオタが入ってるので、恐竜なるデザインはいささか受けつかなかったのだが、 実際にプレイしてみて、すっかり巨大な恐竜たちの虜になった。

やはり近年の優れたグラフィック技術は、迫力ある巨大な敵と相性がいい。 その上、こちらが搭乗できるメックやタンクで、彼らを迎撃するのは最高のビジュアルだ。 勿論、ゲーム性としても面白い。

こちらにはジェットパックがあり、有限の燃料さえ気をつければ敵の攻撃を避けることは容易だ。 しかし、一人ではいずれ燃料も尽きる。

そこで、仲間と連携を取って一人が囮となり、他のメンバーが恐竜のケツに一斉射撃するのが安牌となっている。 この作戦は一度失敗すれば総崩れとなるリスクもあるものの、仲間がジェットパックで優雅に敵の攻撃を交わすのは見栄えも優れていて、仲間のモチベを支えてくれる。

 

 

 

ここまで述べてきて、本作の魅力はゲーム性もさることながら、一番優れた点は「ビジュアル」にあることが理解いただけるだろう。

正直、本作のグラフィックはさして優れたものではない。やはり旧世代のアンリアルエンジンであり、BFのようにE3会場を沸かせるには無理あるものだ。

しかし、ジェットパックVS恐竜という構図や、その二つを面白さに昇華させたゲーム性、シンプルながら珍しい恐竜というアイディア、 以上3つが本作の「ビジュアル」を支え、貧しいエンジンから「神グラ」と言えるゲームに仕上がった。

躍動する恐竜を、巨大メックのロケットで迎撃し、天空のスナイパーが眼球を貫く。こんな大迫力のゲームは久しぶりだった。 特に、ビジュアルはシングルプレイのゲームばかり重視され、Co-opゲームのビジュアルはマンネリした作品が続いたと思う。この安さも手伝って、是非皆にプレイして欲しい。