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ゲーマー日日新聞

ゲームという文化を、レビュー、攻略、考察、オピニオン、産業論、海外記事の翻訳など、複数の視点で考えるブログ。

PS4期待の新作『Bloodborne』はどう生まれ変わった?【翻訳】

翻訳記事 おすすめゲーム

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今日は私が最も注目するPS4タイトルの一つ、『Bloodborne』の興味深いレビューがIGNに掲載されていたので翻訳して参りました。

『Bloodborne』は現代では希少な和ゲーの一つで、フロム・ソフトウェアの『ソウルシリーズ』の最新作となっています。

硬派なレベルデザインと宏壮な雰囲気で知られる本作ですが、東京ゲームショーでお披露目された本作のゲームプレイについて、IGN記者はどう感じたのでしょうか?

 

 

 





東京ゲームショー2014: PS4のブラッドボーンをプレイ!新たに二つのクラスが追加されたぞ!


By Colin Moriarty



私は2014年のE3で公式の発表を受けてから、あらゆる『Bloodborne』に関わる情報をキャッチしてきた。

今まで公開されたイメージは見事に同じシーンばかり。

つまり大勢の死者、飢えたゾンビ犬、そしてカラス程に小さな人間が一様に居住するゴシック調の市街。こういった闇に誘うような冒険の、断片としてのシーンだ。



この少なすぎる情報は、他のゲーマーをやきもきさせただろうが、私はそうでもなかった。

同じゲームプレイを何度も見たり、会場の試遊コーナーで遊ぶうちに、どう『Bloodborne』を遊ぶかだけでなく、フロムが『ブラッドボーン』をここ数ヶ月という期間でどれだけ進歩した把握できるまで、自分の理解を育む事ができた。

なお良いことに、今日の『Bloodborne』では、新たなキャラクターが使えるようになったおかげで、私は同じクラスを何度も遊ぶのでなく、まるっきり違ったクラスで、同じマップを遊べるようになったのである。

つまり、新しいTGS2014バージョンの『Bloodborne』が、具体的にどう進化したのか冷静に分析できるわけだ。

 

 

 





すぐさま、私は『Bloodborne』の描く美に、またしても釘付けになった。

『Bloodborne』の描く、血塗られた、暴力とゴアの、見事なゴシック・ホラー調の世界観。

それは同時に、私を惹きつけて離さない、『悪魔城ドラキュラ』の息が詰まるような雰囲気に大きく影響を受けたであろう、新たな、かつ洗練された世界観でもある。

前述したように、『Bloodborne』は6月に公式発表された時から着実に進化しており、あの僅かなゲームプレイ動画だけで、SONYの切り札を担うだけのプレッシャーに、見事答える自信があることは、注目に値すると言えるだろう。

また7月時点で見られたフレームレートに関する不具合は大方修復され、敵が全く出現しないとか、逆になにもないところから飛び上がってくるとかいったバグは、一掃されたようだった。

全体的に、我々が『Bloodborne』の発売日である2月に近づくにつれ、こういったミスは着実に修正されているのは確かだ。



結果として、ほとんど遊べなかったにも関わらず、新たに二つのキャラクターが使えるようになった『Bloodborne』は、私にとってTGS2014で一番印象に残る作品となった。

また、試遊の段階ではロード時間がかなり長かった上に、私が日本語が読めないために、Y軸の操作を反転する手段がわからず(実は私は「反転派」なのだ)、更に解説者が英語を話さなかったがために、私はゲームプレイに関する大抵の情報を得ることができなかった。

そして言わずもがな、私は周りと同じように死にまくったせいで、二つの新たなキャラクターの違いにおいても、ごく基本的なことしか掴めなかったことを、予め弁解しておこう。

 

 

 





まず私は、重量装備のキャラクターを選んだ。「重装」ってだけあって重厚な戦槌を装備してる。

戦槌はなかなか巨大だ。ところが実際に使うと、実用性に欠けるほど攻撃速度が遅い。特に、街路や石畳の回廊で、くま手を振り回す敵を攻撃してる時なんかが顕著だった。

http://www.ign.com/articles/2014/06/12/e3-2014-why-a-dark-souls-naysayer-is-excited-for-bloodborne

私が数カ月前のE3で『Bloodborne』を遊んでる時に言ったように、フロムの前作『ダークソウル』と比較して『Bloodborne』にハマった理由は、

フロム・ソフトウェアの旧作に欠けていた、スピードと中二病気味なデザインがBloodborne』に組み込まれていたことだ。

ところが、特にスピードに関しては、このキャラクターを遊ぶ限り失せてしまったようで、これは私にはしっくりこなかったものの、ガッツリと一撃でダメージを与えたい人にとっては、魅力となるだろう。



そして、今回の試遊版をやり込む中で、プレイヤーはかなりの紙装甲なのがわかった。

その上、プレイヤーの攻撃は隙だらけで、敵の反撃によるリスクを相当に加味した上で攻撃せねばならない。

特に、試遊版の戦槌では敵を倒すのに約2秒かかり、とても現実的な武器とも思えない。しかし、それでも使う意志があるなら、言わずもがな強力な味方となってくれる。

戦槌の一振りの前に、『Bloodborne』の雑魚敵は瞬殺され、強敵のヘルスバーはガッツリ削れることだろう。



それでも一応、このキャラクターには、簡易ながらも別の攻撃手段が用意されてある。

ケチケチした戦い方でもいいなら、戦槌を小さく振ることもできるし、このキャラクターには予備の片手剣も装備されていて、これで敵を突いて、切り刻むこともできる。

私としても、この「戦槌+片手剣」の組み合わせによるセンス、かっこよさには惚れたぐらいだ。

というのも、使ってない戦槌の頭頂部がプレイヤーの背中に背負えるようになっていて、代わりに片手剣の刃の部分と、戦槌の持ち手の部分を合体して使うんだ。これはかなり渋いね。

 

 

 

 

 




もう片方のキャラクターは、まさにこのキャラクターと相対するような性能になっている。パワーでゴリ押しする代わりに、スピードと柔軟性が強調されている。

この癖のあるキャラクターは細身の二刀を装備していて、プレイヤーの好み次第では片方をピストルに持ち替えることができる。

このキャラクターは私の理想を更に進化させていた。つまり、先述した「スピード+中二病」である。

これこそ『Bloodborne』の発表後に、「どう敵と距離を取り、どう敵を捌くか?」という脳内戦術をコツコツと妄想していた、私が求めていたものだ。



しかし、今作においてもゲーム性における中核を担う敵に対するロックオン…。これがあまり良くなかった。

(最近、『Bloodborne』発売をきっかけに再プレイした『ダークソウル』において、本作のロックオンシステムを軽視していた私の考えが、間違っていると気づいたのだ。)

特に、なるべく早くキャラクターを動かそうと思うなら、ロックオンは必ず使いこなす必要がある。

試遊機において、画面上のキャラクターは軽快に動き、敵を多少ゴリ押しして倒す時でも、十分に操作通りの動きをしてくれた。

一方で、ロックオン中はカメラを固定してしまい、攻撃すると同時に動きが縛られ、思うように機能してくれなかったのだ。



また今回の試遊機で、キャラクターが二つの攻撃方法を持っている点を評価したい。

更に、この二つの攻撃方法は、仮に与えるダメージ量が同じと仮定しても、個性を失うどころか、なお対極の性質を持ち、使い分ける意義があるのだ。

具体的に説明しよう。

L2を押して二刀流にすることで、目の前の敵に対して、後ろに飛び下がりつつ敵を切り刻める。これで、プレイヤーが猛攻するスタンスでも、敵の攻撃を回避できるわけだ。

一方で、R2を押せば、同じ攻撃を繰り出すのだが、今度は後ろではなく前に飛びかかる事ができる。これは、先述のL2ジャンプに比べて、自信を守る術が無いので、プレイヤーは相当のリスクを背負うことになるが、群がる敵に対して追撃することが出来る。

 

 

 

 

 



さて、前回のE3から使えたキャラクターに比べ、今回のTGS2014で登場した二つの新キャラクターは、ファンを魅了した『デモンズソウル』『ダークソウル』の遺伝子が、『Bloodborne』で更に磨かれつつ秘められていることを、より実感させるキャラクターだった。

じっくり攻めるにせよ、大胆に攻めるにせよ。マッチョにせよガリガリにせよ。我々の好みや趣向を見事に満たすようなキャラクターを、存分に試行錯誤できるだけの奥行きが『Bloodborne』にあるのは確かだ。

それだけではない。デモで証明されたように、これらのクラスは見事に対照的で、全く別のゲーム性を発揮してくれたということも記しておこう。これは私が保証する。



ほんの数日前に、北米における『Bloodborne』の発売日は、日本の発売日の直後だという情報を、我々はキャッチした。

日本における『Bloodborne』の発売日は、2015年2月5日が予定されている。そして北米と欧州では、その直後の2014年2月6日にPS4版が発売予定だ。

今か今かと待ちわびる我々が、『Bloodborne』を手にできる来年の春は、確実に近づいているわけだが、それまで待ちきれない諸兄には、他のライターによる感想や批評、ニュース、スクリーンショットにアートワーク、動画まで揃えた、我々の『Bloodborne』特集を楽しんでいただきたい。


Bloodborne News, Previews, Articles - PlayStation 4 - IGN



ああ、コアファンなら求める、『Bloodborne Special Edition』に関する情報は、こっちを参考にしてくれよな。


Bloodborne’s Western Release Date Confirmed, Special Edition Revealed - IGN

 

 

 

 

 

<訳者注>

おおお!すごい期待できそうですね。

前作『ダークソウル2』は充実した作品だったのですが、アクションが限定されていく中で、育成の方向性も大幅に制限されていたのが、アクションRPGとして大きな課題として残っていました。

本作は、盾を廃止するといった思い切った改革と、アクションに大幅なメスを入れたことで、更に『ソウルシリーズ』の面白さを引き上げてくれるでしょう。

発売日まで待ち遠しいです。『ソウルシリーズ』が初めて、という方も是非購入されてはいかがでしょうか?

 

 

 

参考文献


TGS 2014: Playing as Two New Classes in PS4’s Bloodborne - IGN