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ゲーマー日日新聞

ゲームという文化を、レビュー、攻略、考察、オピニオン、産業論、海外記事の翻訳など、複数の視点で考えるブログ。

【ホラー】Steamハロウィンセールのオススメを、感想と共に10本紹介【インディーズ】

おすすめゲーム

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ゲーマー待望の「ハロウィンセール」が遂に登場!

ホラー、ハードボイルド、サイケといった、オドロオドロしい雰囲気満点のゲームが、合わせて402本も大幅に割引されている。

しかし、これだけ多いとどれを買えばわからない。という方も多いだろう。

そこで本日は、ちょっとマイナーだけど面白いゲームを中心に、とっておきの15本を感想を交えて紹介していこう。


 


Spec Ops: The line  /506円




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ストーリー:☆☆☆☆
ボリューム:☆☆
オススメ度:☆☆☆


崩壊したドバイで孤立した友軍を救出すべく赴いた、3人の特殊部隊が主役のTPS。

本作の目玉は、何と言ってもそのディープなストーリーだ。

小説『闇の奥』や映画『地獄の黙示録』が下地になった、「隔絶された大地で孤立し、狂気に陥った異邦人との邂逅」というストーリー。

その話のベースに加え、ストーリーの誘導も上手く、徐々に明らかになる狂気と、深淵に隠された謎を解き明かす快感は、まるでミステリー小説のよう。

「難しい話はちょっと…」というドンパチ好きの方でも、特にストレス無く楽しめるように設計されたストーリーは、深さだけでなく親切さも兼ね備えているのだ。


 

 

 

Amnesia: The Dark Descent /495円

 

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ホラー  :☆☆☆☆☆
寛大さ  :☆☆
オススメ度:☆☆☆☆




謎の古城で目覚めた一人の男が、自分の無くした記憶と共に古城を脱出しようと試みる、アドベンチャーホラーゲーム。

本作は、幻覚と記憶喪失という、H・P・ラブクラフトの小説の主人公の気分を直接体験できる、ホラーゲームの中のホラーゲームだ。

追い打ちをかけるように、プレイヤーはランタンしか所持できず、襲い来るモンスターに対しては無抵抗であり、更にそのランタンの燃料も大幅に限られている。

以上のようなリソースのマネジメントに加え、作りこまれたサウンドと、古城で散見される「ステキな」デザインの家具、一人称視点ゆえの狭い視界と相まって、steamで販売されるホラーゲームの中でも、突出した「ホラー」を味わう事ができる。

ホラーゲームマニアから、ラブクラフト中毒者、とりあえず斬新なゲームが遊びたいだけの新参者までオススメ出来る、「最恐」ゲーム。


 

 


The Walking Dead /620円

 

 

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システム :☆☆☆☆
ゲーム性 :☆
オススメ度:☆☆



海外の人気ドラマ『The Walking Dead』を、ほとんど忠実に再現したアドベンチャーゲーム

本作の目玉は、作中で与えられる様々な選択肢に対し、プレイヤーが直接選択を選べることだろう。

例えば、テレビのドラマを観ていて、「なんでアイツを助けるんだよ!」等、主人公の行動に賛同できなかったことはないだろうか。

ところが、本作はその主人公の行動を、プレイヤーが直接選ぶことが出来るのである。それも、あの人気ドラマ『The Walking Dead』のストーリーでだ。

まさに、ゲームの「インタラクティブ性」を巧妙に利用したこのアイディアは、手練のゲーマーをも唸らせるだろう。



Prison Architect /983円

 

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ロールプレイ:☆☆☆☆
マネジメント:☆☆☆
オススメ度 :☆☆☆☆☆




刑務所の所長となって、より多くの囚人を収容できる刑務所を作る、シュミレーションゲーム。

さて、私が初めて本作に触れた時、思い出したのはピーター・モリニューの名作『Dungeon Keeper』だ。(日本では『勇者のくせになまいきだ。』が有名だろうか)

労働者にベストな役割を与え、働かせることで多くの報酬を得て、更に労働者を雇用する…。こういった面白さがシュミレーションゲームの基本だが、

それに加えて、この『Prison Architect』や『Dungeon Keeper』では、「普段、強大な敵として現れるヒール」を、思うがままに支配するというカタルシスもあり、

罪もない受刑者に罰を与えたり、逆に娯楽施設を与えて手なずける事もできる。

このコミカルさと、運営のシビアさ、そして囚人たちの愛らしさ… 徹ゲーの癒やしにどうぞ。



Dungeon Defenders /370円

 

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COOP  :☆☆☆☆☆
戦略性  :☆☆
オススメ度:☆☆☆




自動攻撃するターレットを設置しつつ、迫り来る敵から目標を防衛する、タワーディフェンス(TD)ゲーム。

本作はそれに加え、最大4人のプレイヤーとのCOOP、レベルや職業といったRPGシステム、ランダムで武器がドロップするハック&スラッシュを組み合わせた、ちゃんこ鍋のようなTDだ。

この圧倒的ボリュームに加え、派手なグラフィックと安価な価格も相まって、友達とCOOPして遊ぶには優れたポテンシャルを誇る。

また、本作の特徴として、所持できるタワーやアイテムは、自分の職業によって制限される点がある。

一人で頭を凝らして戦うには退屈だが、逆に皆で集まって戦略を考えるのが最高に楽しいのだ。


 


Don't starve /740円

 

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システム :☆☆☆☆
導入部  :☆☆
オススメ度:☆☆☆



迫り来るモンスターと、飢餓や疫病から身を守り、一日でも長く生き延びるアドベンチャーゲーム

その独特のグラフィックから忌避されがちな本作だが、プレイそのものは実にシンプルで、『Minecraft』のサバイバル要素だけ抜いて拡大したゲームと考えてもらえばいい。

つまり、草木を集め、道具を作り、明かりを灯し、動物を狩り… といった、一連の作業をくり返し、より豊かな生活を築き上げるのである。

最初は文明社会とは程遠い無人島で、様々な「死」を経験しつつ、自然を学ぶことによって、この「野生」に適応する達成感は、本作ならでは。

「『Minecraft』は序盤だけ好きなんだよね-」という方には、是非遊んで欲しい名作だ。


 

 


The Long Dark /1485円

 

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雰囲気  :☆☆☆☆☆
バランス :☆☆☆
オススメ度:☆☆☆☆




極寒の山岳で、一日でも長く生き延びるべく彷徨する、アドベンチャーゲーム

このコンセプトは実に『Don't starve』に似通っているが、あちらが「労働による生産こそ富の源泉」とする「重農主義」を元に、面白さを見出すサバイバルゲームとするなら、

本作『The Long Dark』は、放置された小屋や武器を回収して生き延びるという、「より希少なリソースの蒐集こそ富の源泉」とする「重商主義」的なサバイバルゲームと言えるだろう。

つまり、本作は野生動物に感染症と、死の恐怖が間近にある代わり、自分で生産せずとも周辺に武器や小屋といった資源が転がっており、生産よりも生存への比重が大きいのだ。

この「蒐集」の面白さは、その美しい自然や空気にも当てはまる。モダンアートを思わせる造形の山々に、空気感を間近に感じるようなリアルな光源を組み合わせたグラフィックは、本作の目玉だ。

とりわけ、生死の間をさまよう時に仰ぐ夕日は正に絶景。このグラフィックを堪能するためだけにも、手に取る価値のある作品だ。


 

 


Painkiller /98円

 

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爽快度  :☆☆☆
バランス :☆
オススメ度:☆☆




荒廃した暗黒時代の中世を思わせるゴシック調の世界を、Run&Gunで攻略するPureFPS。

本作は、FPSの最初期に流行した『DOOM』『Quake』を代表とする、ストーリーも演出もない、ただ己の銃器のみで戦うことをメインにした「ピュアな」FPSを、2004年に蘇らせた作品だ。

そのコンセプトから、当初のFPSファンの心を鷲掴みにし、知る人ぞ知るFPSとして評価されたのである。

武器の種類も豊富で、高速移動しながら射撃も可能で、独特な「アングラ系」のデザインと、ハマる人はとことんハマる渋いFPS

クロスボウで敵を串刺しにしたり、ロケットランチャーで敵を肉塊に変えるのが好きという、サディスティックなゲーマーにとって、本作はマストバイだ。



 

 


Crypt of the NecroDancer /976円

 

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斬新さ  :☆☆☆☆
自由度  :☆☆☆
オススメ度:☆☆☆☆



風来のシレン』のような自動生成するダンジョンの探索に、そのままリズムゲーのシステムを突っ込んだ斬新なローグライクゲーム

本来、この手のゲームは「1ターン1行動」が原則だが、本作は更に「1ターン1行動1ビート」の制約がかけられ、曲が終わると同時に、プレイヤーは強制的に次の階層に転移させられるのだ。

敵の間合いを詰めるにせよ、更なるアイテムを求めて探索するにせよ、全てはリズムというルールに合わせて進行する、「受動的なローグライクゲーム」なのだ。

勿論、リソースの管理は他のローグライクより楽で、一瞬の油断で全てが水の泡…ということもない。故に、ローグライクが苦手な初心者こそハマるゲームだろう。

いずれにせよ、ハイテンポなビートを刻みつつ、群がる敵を薙ぎ倒すのはかなりの爽快さ。ローグライクファンから、そうでもない方まで、万人に進められる佳作。


 

 

 


Hotline: Miami /245円

 

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 デザイン :☆☆☆☆☆
斬新さ  :☆☆☆
オススメ度:☆☆☆☆☆

 


サイケなグラフィックで彩られたフロリダ州マイアミを舞台に、仮面の殺し屋がロシアンマフィアを次々に惨殺する、2Dアクションゲーム。

本作は、一発で死亡するシビアな難易度、実存主義的な文学をベースにしたストーリー、あまりに毒々しいサウンドトラックとゴア表現が特徴。

そのイロモノなビジュアルと裏腹に、本作の造形は恐ろしく丁寧だ。難易度は徐々に上がっていくし、初心者救済の武器もあり、シンプルながらも無駄のないプロット。

正直、この手のインディーズゲームは、アイディアとデザインで攻める「一発勝負」的なモダンアートで執着することが多い。

一方で、この『Hotline: Miami』は、一つ一つは堅実ながらも丁寧であり、そういった努力を隙間なく積み重ねることで、「噂のアングラ系ゲーム」という好評を獲得した、ある意味そこらのAAA系ゲームよりもよっぽど大作らしい骨格を備えているのである。


 

 

 


Fallout 3 /673円

 

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 面白さ  :☆☆☆☆☆
ゲーム性 :☆☆☆☆
オススメ度:☆☆☆☆☆☆

 



核戦争後の世紀末社会の中で、様々な人間や社会と出会い、干渉する事のできるTPS/RPG

…最初に「マイナーな作品を取り扱う」と書いたのは、実は本作のような「傑作」を数行で紹介することが困難極まるためである。

本作は間違いなく「傑作」と断言出来るほど面白い。人間ならば、思想信条選り好みはあるだろうが、それでも9割の人間は本作の「面白さ」を解するであろう。

しかし、何故面白いのだろうか。

自由だから? ボリュームがあるから? 笑えるから? グラフィックが描き込まれてるから?

今まで挙げた10作では、それぞれ「面白さの核」を紹介することを念頭に置いていた。「こういう○○を中心に据えているから、本作は良質なゲームだ」と紹介できる核を。

だが、この『Fallout3』ではその「核」が見えてこない。だからこそ、多くの人に遊んで、その「核」を教えて欲しいのである。

 

 

 

 

 以上、

 

  • Spec Ops
  • Amnnesia
  • Walking Dead
  • Don't starve
  • Dungeon Defenders
  • Painkiller
  • Crypt of the NecroDancer
  • The Long Dark
  • Prison Archtect
  • Crypt of the NecroDancer
  • Hotline Miami
  • Fallout3

 

から11本のゲームを紹介させて頂いた。

願わくば、ゲーマーにより良い積みゲーライフを。