ゲーマー日日新聞

ゲームという文化を、レビュー、攻略、考察、オピニオン、産業論、海外記事の翻訳など、複数の視点で考えるブログ。

ゼルダとかポケモンとか、おすすめの任天堂の名作を125本を紹介するよ 【翻訳】

海外のゲーム雑誌に記載されていた「The Top 125 Nintendo Games of All Time」という記事が面白かったので翻訳してみた。

レビューの訳は上位10本に絞ったものの、その作品に思い入れのある記者が、それぞれのレビューを書いているというのが面白い。

彼らの目には、我々の故郷はどう映ったのだろうか。

 


The Top 125 Nintendo Games of All Time - IGN

 

 

 

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10位 ポケットモンスター レッド/ブルー (1998)


任天堂は、90年代中頃にポケモンを作ったことで、8ビット&モノクロの「ゲームボーイ」という怪物を生み出すことになったわけだが、

更に驚くべきは「ポケモン」というジャンルは本作によって既に完成されている点である。

ではその「ポケモン」のノウハウは何かというと、「150匹ものポケモンを集め、世界一のトレーナーになれるか?」というキャッチフレーズに集約される。

つまり、友達との対戦や交換を通じて、個性豊かなキャラクターによって蒐集癖を掻き立てることにより、「内側」に留まっていたRPGの体験を、「外側」にまで拡張した点だ。

この遺伝子を見出した「ポケモン」は、その後のシリーズを含め、唯一無二のRPGとして君臨したのである。

- Jose Otero


 

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9位 スーパーマリオブラザーズ3 (1990)


スーパーマリオブラザーズ3』は、マリオが築いてきた「2Dアクション」というジャンルの粋が詰められ、このジャンルの王政復古ともなった名作だ。

マリオ3』で追加されたのは、ワールドマップ、カエル・ハンマー・タヌキスーツに加え、クッパJr等の中ボス。どれも現代まで応用される「2Dアクション」の核となる要素ばかり。

以上により、『マリオ3』は感動的なボス戦、奥深いシークレット探索、無駄のないレベルデザイン、その全てにおいて完璧な名作として「ファミコン」共々、歴史に名を刻むであろう。

 - Mitch Dyer


 

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8位 スーパーマリオワールド (1991)


スーパーファミコンのローンチタイトルとして登場した『スーパーマリオワールド』は発売を待たずして、多くのゲーマーにその「ネタ切れ」を危ぶまれ、他のゲームとセットで買うものとされていた。

勿論、これは杞憂であった。本作は、「スーパーファミコン」がもたらす16ビットの世界への、最初の招待状としては、全く申し分ない傑作だったのだから。

二種類のジャンプ、ヨッシーという相棒、敷き詰められた「裏ステージ」…『スーパーマリオワールド』は数十年に渡って、何より望ましいローンチタイトルとして語り継がれたのである。

- Jose Otero


 

 

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7位 メトロイドプライム (2002)


メトロイドプライム』が「FPSタイトル」として蘇ると発表された時、それはもう大騒ぎとなったことを否定できない。

同時に、誰もが「これは任天堂の『Halo』への挑戦状だ」と確信したものだ。

そして、それはエイリアンに支配された惑星を孤独に探索するという、新鮮かつ革新的な、没入感溢れる傑作として結実した一方で、

その裏では、「2Dアクション」時代に築きあげた古典的ノウハウを、見事に「3D」世代に包摂させたことにより、本作は古典と技術を見事に融合させたのである。

- Vince Ingenito

 

 

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6位 ゼルダの伝説 神々のトライフォース (1991)


神々のトライフォース』は、「トップダウン+アクション」を組み合わせた、「ファミコン」で培われた古典的「2Dアクション」への回帰として記憶されている。

本作は古典的ながらも、多用途型な武器、独創的なボス等の、充実したゲームデザインに加え、マップ中が醸し出す「光と闇」を映し出す雰囲気が、プレイヤーを捉えて離さない「ナラティブ」を形成する。

(訳注:「ナラティブ」はゲームにおける、ゲーム要素の誘導によって導かれるプレイヤー各人の物語、体験のこと)

その誘導は全く隙がなく、同時にサウンドトラックも良好で、鶏をいじめること(その罰を含めて)のユーモアまで欠かせない。

ゼルダファンの間で「最高傑作」の一つとして挙げられる本作だが、「2Dアクション版のゼルダ」における「最高傑作」という評価については、もはや否定する者はいないだろう。

– Tristan Ogilvie

 

 

 

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5位 スーパーマリオ64 (1996)


「マリオ」など忘れろ。「スーパーマリオ64」こそ真の傑作、それも、ピーチ城に秘められた「裏面」まで含めてキッカリ、真の傑作と断言できよう。

プレイヤーは摩訶不思議な世界に触れることで、まだ操作すら覚束ない序盤から、隅々まで探索しようと喊声をあげる。

マリオ64』の完璧な操作性と、マリオの躍動が、このゲーム世界を「面白さ」で満たすのだ。

マリオ64』はただ驚愕のグラフィック技術のみならず、未だ見たことのない素晴らしいデザイン力への尊重と共に、1996年のゲーム界における注目を掻っ攫っていったのである。


- Justin Davis

 

 

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4位 テトリス (1989)


ゲームボーイに移植された『テトリス』が、最も待望されたパズルゲームの形だというのは、もはや言うまでもないことだ。

テトリス』は1984年に開発されて以来、様々な形で移植が続けられてきたが、この任天堂の「携帯機+落ち物パズル」という未知の融合ほどに、世界中のゲーマーを夢中にした移植はない。

そして本作は、最も多くのゲーマーに遊ばれた「ゲームボーイ」の最初の作品で、同時に、その無限のリプレイビリティによって、何百時間とゲーマーの睡眠時間を費やしたのだ。

一方で、『テトリス』が、任天堂が作った幾多の携帯機ゲームを、『テトリス』の魅力によって「ブロック」してしまったことも触れておかねばならない。


– Tristan Ogilvie

 

 

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3位 ゼルダの伝説 時のオカリナ (1998)


ゼルダの伝説 時のオカリナ』は、何と言ってもその合理性の豊かさから評価されている。

それは、ロックオンシステム、ボタンコンフィグ、広陵な世界で走るリンク(そしてハイラル平原)の3Dの表現力といった、どれも今となっては当たり前とされている、合理的な要素から、本作の評価は導かれている。

だがそれにも増して、イントロからエンディングまでプレイヤーを掴んで離さないストーリーも重要と言えよう。

時のオカリナ』は、芸術としてのゲーム作品として、『ゼルダの伝説』シリーズの足がかりとなったことは、ゲーマーにおける一般常識とさえ言えよう。

– Luke Karmali

 

 

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2位 スーパーメトロイド (1994)


スーパーメトロイド』は、雰囲気、ストーリー、ゲームデザイン、そしてゲームプレイの奇跡的なコンビネーションによって構成されている。

1994年に発売された当時、迷宮のような幅広いステージに、文字でなく主に空気感で説明するストーリーを備える本作は、正に規格外と言うに相応しかった。

だからこそ、本作が当時から現代に至るまで、全てのゲームデザインに影響しているのは言うまでもないこと。

全てのステージで、『スーパーメトロイド』は、思わぬシークレットから、ただ遊ぶだけで冒険に陶酔させるデザインから、プレイヤーの好奇心を掻き立て続け、不動の評価を手にしたのだ。

- Justin Davis

 

 

 

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1位 スーパーマリオブラザーズ (1985)


スーパーマリオブラザーズ』は、『ドンキーコング』の優れたメカニズムを更に強化することで、任天堂時代の幕開けとして君臨した傑作だ。

ドンキーコング』より更に洗練され、かつ容易な操作方法を生み出す上に、更に我々が想像もしていなかった拡張によって、『マリオ』の『キノコ王国』は文字通りのゲーム産業を支配したのである。

それは、卓越した挙動(クリボーの頭を踏みつける爽快さは正に革命的だった)に、シークレットステージの追加等のメカニズムであり、

これらのメカニズムによって、受動的にしか遊べない「強制スクロール」に飽々していたゲーマーに、「能動的に遊ぶ」ゲーム本来の喜びを与えた。

更に『スーパーマリオブラザーズ』は、初心者でも取っ付き易いシンプルな設計である一方で、ハードコアなゲーマーもやり込める奥深さをも備えている。

本作が任天堂における最大の偉業であることは、もはや誰も否定することはできないのだ。

- Jose Otero






任天堂の素晴らしい作品は、どれも新鮮でユニークだ。

我々は更に『ダックハント』『ピクミン』『カービィ』『ファイアーエンブレム』、知られざる傑作『スーパーマリオストライカーズ』といった誰もが知る名作を追加し、リストを200本に増やしたかったほどである。

とにかく、作品を挙げていけばキリがない。実際、リストの選考段階に至っても未だ、60本ほど載せるか載せないか熟慮したほどである。



もし、我々の「任天堂の名作リスト」に納得がいかないなら、是非あなた自身のリストを教えて欲しい。

我々もまた、このリストを作ること自体、興味深い経験だったと認めているのだから、

あなた方にも郷愁の旅に出て、友人と「『F-ZERO』と『どうぶつの森』はどっちが面白いか」といった議論に繰り出し、そして実際に再訪してみて欲しいのだ。

最終的に、我々の考える任天堂の最高傑作は『スーパーマリオブラザーズ』に落ち着いたわけではない。

任天堂の生み出した名作の数々を前に、その美しい思い出と共に、我々はこの伝統ある企業の栄光を思わずにはいられないのである。

 

 

 

以下が、残り116本の順位である。

 





11位: ゼルダの伝説(1986)
12位: スーパーマリオギャラクシー(2007)
13位: マリオカート64(1996)
14位: ゼルダの伝説 夢をみる島(1993)
15位: ヨッシーアイランド(1995)
16位: パンチアウト!!(1987)
17位: ゼルダの伝説 風のタクト(2002)
18位: メイド イン ワリオ(2003)
19位: 大乱闘スマッシュブラザーズDX(2001)
20位: F-ZERO GX(2003)
21位: ファイアーエムブレム 覚醒(2012)
22位: バンジョーとカズーイの大冒険(1998)
23位: ゴールデンアイ64(1997)
24位: ポケットモンスター ブラック・ホワイト(2011)
25位: スターフォックス64(1997)
26位: とびだせ どうぶつの森(2012)
27位: マリオカート8(2014)
28位: MOTHER2 ギーグの逆襲(1994)
29位: スーパーマリオRPG(1996)
30位: まわるメイド イン ワリオ(2005)
31位: マリオカート ダブルダッシュ(2003)
32位: ポケットモンスター 金・銀(1999)
33位: スーパーマリオギャラクシー2(2010)
34位: Wii Sports(2006)
35位: ドンキーコング(1981)
36位: ドンキーコング ’94(1994)
37位: ゲームボーイウォーズアドバンス(2001)
38位: ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝(2001)
39位: メトロイド ゼロミッション(2004)
40位: マリオ&ルイージRPG(2003)
41位: ゼルダの伝説 ムジュラの仮面(2000)
42位: ゼルダの伝説 神々のトライフォース2(2013)
43位: スーパーマリオ 3Dワールド(2013)
44位: ポケットモンスターX・Y(2013)
45位: テトリスDS(2006)
46位: ゼノブレイド(2010)
47位: スーパーマリオサンシャイン(2002)
48位: スーパーマリオUSA(1992)
49位: スーパーマリオ 3Dランド(2011)
50位: ファミコンリミックス(2013)
51位: ペーパーマリオRPG(2004)
52位: スターフォックス(1993)
53位: タッチ! カービィ(2005)
54位: スーパーパンチアウト!!(1998)
55位: リンクの冒険(1987)
56位: ドンキーコング ジャングルビート(2003)
57位: パネルでポン(1995)
58位: リズム天国(2006)
59位: ワリオランド2 盗まれた財宝(1998)
60位: MOTHER3(2006)
61位: Nintendogs(2005)
62位: ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス(2006)
63位: どうぶつの森+(2001)
64位: スーパードンキーコング2(1995)
65位: マリオカートDS(2005)
66位: New スーパーマリオブラザーズ(2006)
67位: F-ZERO(1990)
68位: マリオゴルフ ワールドツアー3DS, 2014)
69位: パーフェクトダークN64, 2000)
70位: ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章/時空の章(2001)
71位: メトロイドプライム3 コラプション(2008)
72位: スーパーマリオカート(1992)
73位: ファミコンリミックス2(2014)
74位: メトロイド(1986)
75位: おいでよ どうぶつの森(2005)
76位: 光神話 パルテナの鏡(1986)
77位: スクリューブレイカー 轟振どりるれろ(2005)
78位: マリオストーリー(2000)
79位: ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ(1999)
80位: ディディーコングレーシング(1997)
81位: ピクミン(2001)
82位: テン・エイティ スノーボーディング(1998)
83位: 押忍!闘え!応援団(2005)
84位: 星のカービィ 夢の泉の物語(1993)
85位: スーパードンキーコング(1994)
86位: 引ク押ス(2011)
87位: マリオゴルフ ファミリーツアー(2003)
88位: 大乱闘スマッシュブラザーズX(2008)
89位: ゼルダの伝説 大地の汽笛(2009)
90位: すれちがいMii広場ゲーム群(2013)
91位: ポケモン+ノブナガの野望(2012)
92位: ポケモンスナップ(1999)
93位:マリオブラザーズ(1983)
94位: ルイージマンション2(2013)
95位: ブラストドーザー(1997)
96位: マリオテニス(2000)
97位: メトロイド フュージョン(2002)
98位: ピクロスDS(2007)
99位: ルイージマンション(2001)
100位: ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣(1990)
101位: エキサイトバイク(1984)
102位: ゼルダの伝説 スカイウォードソード(2011)
103位: New スーパーマリオブラザーズ Wii(2009)
104位: マリオアーティスト タレントスタジオ(2000)
105位: マリオペイント(1992)
106位: パイロットウイングス64(1996)
107位: 星のカービィ スーパーデラックス(1996)
108位: バンジョーとカズーイの大冒険2(2000)
109位: ウェーブレース64(1996)
110位: 罪と罰 (2006)
111位: バルーンファイト (1984)
112位: ドンキーコングリターンズ (2010)
113位: マリオパーティ3 (2001)
114位: ドクターマリオ (1990)
115位: F-ZERO X (2001)
116位: ゼルダの伝説 夢幻の砂時計 (2007)
117位: スーパーマリオブラザーズ2 (1986)
118位: マーヴェラス ~もうひとつの宝島~ (1996)
119位: スーパーマリオランド2 6つの金貨 (1992)
120位: マリオパーティ5 (2003)
121位: The Wonderful 101 (2013)
122位: New スーパールイージ U (2013)
123位: パイロットウィングス (1990)
124位: F-ZERO X EXPANSION KIT (2000)
125位: エキサイトトラック (2007)