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ゲーマー日日新聞

ゲームという文化を、レビュー、攻略、考察、オピニオン、産業論、海外記事の翻訳など、複数の視点で考えるブログ。

steamのホリデーオークションってどう利用すればいいの?

 

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突如姿を表した、steamの新たなイベント、「steam ホリデーオークション」がついに開催されましたね。

19日に控える「ホリデーセール」に向けた前夜祭という形式のイベントですが、果たしてどんなイベントなのでしょうか?

実はこれ、ひょっとすると「セール」よりもよっぽど安くゲームを入手出来るイベントかもしれません。


(情報がまだまだ揃ってないので、何か間違っていたらすいません(◞‸◟))

※(2014/12/16)

12日、Valveによってオークション機能は一時的に停止していました。噂によると、一部不正に利用することで金銭を得ようと試みたユーザーが存在したようで、Valveは問題解決に向けて努力していると発表しています。

 


基本ルール

 

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「インベントリ内のトレーディングカードや、背景、絵文字などの Steam コミュニティアイテムをリサイクルしてジェムを作り、
 ゲームオークションでの入札に使えます。最初のオークションラウンドは 12月16日 0時45分 に終了し、最終的なラウンドが12月19日 3時00分に終了するまで、45分毎に新しいラウンドが終了します。
 各オークションラウンド終了時に各タイトルで最高額で入札していたユーザーが落札します。 」
 
 steam公式より引用

 


さて、以上は公式ページから引用したオークションの説明文です。

より簡略して説明すると、


「・期間内に、カードや絵文字といったコミュニティアイテムを「ジェム」という通貨に変換できる。」

「・ユーザーは、公式が提示したゲームに対して、「ジェム」で入札することが出来る」

「・公式が出品したゲームは、45分毎に落札される。ただし、最初に出品されたゲームのみ、落札には丸一日かかる。」

 

「・入札した額の上位100名までゲームを受け取る事ができる」

「・ジェムはマーケットで他人から購入できる。(レートは1000ジェム=0.05ドル)」←重要!

 

ということになりますね。


何だかややこしいことが書かれてますが、要するに「普通のオークション」と一緒。

公式が様々なゲームを公売にかけ、プレイヤーがそれぞれ任意の額で入札し、ラウンド終了時に、「入札額の高い順に、上位100名がゲームを受け取る」というシステムです。

勿論、入札額が少なすぎたらゲームは入手できず、また高すぎても「普通にセール時に買った方が早い」ということになり、損になります。

普通のオークションと違うのは、「通貨はジェムが使われる」「ジェムはカードやコミュニティアイテムをインベントリで変換すれば得られる」「入札は最高額でなくても上位100人のうちにいるならOK」

この辺りに注意すれば、あとは誰でも利用できそうですね。


 


「ジェム」は普通にドルで購入できる

 

 

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さて、ではトレーディングカードやアイコンを既に売ってしまった人間は、オークションに参加できないのでしょうか。

いえ、むしろそういうユーザーにこそ、このオークションは積極的に活用できそうです。



ここで注目して欲しいのが、実は「ジェム」は普通にドルで購入できてしまう点です。

具体的に言うと、steamにログインして「コミュニティ→マーケット」で、ユーザーの販売するアイテムのなかに「Sack of Gems(ジェムの袋)」というものが陳列されています。

これはそのまま、1000ジェムが入っており、その平均レートはなんと0.05ドル。1000ジェムにつき、たった5円です。

つまり、お金を払えばジェムが手に入る以上、いよいよこのオークションは公式の主催する「普通のオークション」と同じだと言っていいでしょう。(ただゲームが欲しい人間に限って)


 

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となると、重要になるのは「どうすれば得するのか」という点ですね。

メジャーな『Counter Strike Global Offensive』を例にしてみましょう。

この作品の定価は1778円、そしてセールの最安値では443円です。

まず、0.05ドルにつき1000ジェムだとして、100,000ジェムのゲームを手に入れるには、5ドル必要というのは、先述したとおり。

といことは、少なくとも「400,000」ジェムで落札できれば得、逆に「500,000」ジェムで落札してしまうと損ということになります。



以上から、我々が注目すべきは

「100,000ジェム=5ドル という大体のレート」(変化する可能性あり)

「セールにおける最安値の価格をチェックすること」

この2つを念頭に入れておけば、まず金額的には損することはないといっていいでしょう。

 

 

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ただし、普通にジェムを購入して「セール時の最安値」でゲームを購入するのは、金額的な多少得しても、さすがに割に合いません。

まず、ジェムをまとめ買いすることが出来ないので、わざわざ1000ジェムずつ購入するのがとても面倒な点。

最後に、このオークションでわかる入札額は最上位の1人だけで、他の99人の入札額がわからない以上、いくらで入札すればよいのか、ほぼわからないギャンブルだという点。

以上から、大抵のユーザーにとっては、普通に購入した方が圧倒的にリスクが少ないので、「スルー安定」と言えるでしょう。

(マイナーなゲームで1ジェムだけ入札してワンチャン…と考えるかもしれませんが、海外の「BOT勢」がいる以上無理でしょう。昔の石炭セールといい、あいつら寸分狂わず入札してきます。)

(2014/12/16)

マーケットにおけるジェムの取引が解禁されました。

 

 

 


「おま値」を狙え

 

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と、単純に考えると相当リスクの高いこのオークションですが、

一つ「我々だからこそ得出来る」ルールがあると思います。

それは、「おま値」のゲームを落札することです。



我々は、言わずもがな「おま値」「おま国」に苦しめられています。

「おま国」というのは、ゲームの権利関係上、我々の「日本」という国籍に限定して、ゲームの価格を釣り上げたり、ゲームの販売そのものを禁止する措置のことです。

例で言えば、前者ではSEGAの『Total War』シリーズ、また後者ではバンダイナムコの『Dark Souls』シリーズなどが挙げられます。

特に、日本でも人気のシリーズ最新作、『Dark Souls 2』は、海外では4000円程度で購入できるのに対し、日本では倍の7500円も要求されます。

この「おま値」に辟易して、こういったゲームを購入しないユーザーは、かなり多いでしょう。

 

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ですが、このオークションならどうでしょう。

円やドルでなく、「ジェム」という仮想通貨が使われ、世界中の人間が参加するオークションなら。

そう、「おま値」なんてありませんよね。

まだ机上の空論ですが、恐らく『Dark souls 2』の落札額は、高くても海外の定価である4000円、つまり「4,000,000」ジェムには到達しないでしょう。

そうすれば、日本のセール時に割引されたとしても、それよりも安価で購入できます。

これは正に、「日本人でもフェアな環境で購入できるセール」と言えるのではないでしょうか。



勿論、これはまだ理論の話で、日本人が100人以上殺到して800万ジェムまで膨れ上がったとか、そういう例外もありうるので断定できません。

しかし、「おま国」「おま値」関係なくゲームを初めて公式から購入できると考えれば、これはただ損得の問題でなく、

「おま国問題」に対する、解決の糸口となるかもしれませんし、パブリッシャー達も少しずつ態度を軟化させている証拠なのかもしれません。

一見楽しいお祭に見えるこのオークションですが、実はこれがおま国解決への歴史的第一歩だったということは… ないでしょうか…



問題は、「おま値」がつくほど高価で新しいゲームは、ほとんど出品されてない点と

また、「おま国」のゲームはオークションですら購入できない点でしょうか。

今後、オークションは再び開催されるかもしれませんし、そうなった時、「おま国」「おま値」のゲームがもっと購入できるようになると嬉しいですね。





オマケ ゲームとかどうでもいいから金儲けしたい!

私は参加出来なかったので、具体的なことはよくわかりませんが、

一時的に機能が中止するということは、システムを利用して金を増やす、いわゆる「錬金」があったのは事実でしょう。

 

一説によると、「ジェムを買う」→「ジェムをブースターパックに変換する」→「パックを売る」で延々儲ける事ができたようです。

最も、今ではジェムによる売買が凍結したので、「ブースターパック」を温存している者が一番儲けたとか何とか。

何にせよ、こうやってシステムの穴を掻い潜ろうとする人もいるのが、こういう祭りにおける醍醐味の一つですね。