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ゲーマー日日新聞

ゲームという文化を、レビュー、攻略、考察、オピニオン、産業論、海外記事の翻訳など、複数の視点で考えるブログ。

steam初心者におすすめする、セール定番の名作ゲーム10本紹介

おすすめゲーム

 

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steamも気づけば、サービスを開始してはや10年が経過した。

その中で多くの作品が「神ゲー」と呼ばれて愛されたが、その一方で、どんな「神ゲー」であろうと10年も経てば徐々に忘れられていくのが世の常。steamにも諸行無常の響きありだ。

 

このように、発売当時は「神ゲー」だと持て囃された作品が忘れられ、古株スチーマーの懐古の種に甘んじるのは、あまりにも惜しい。

定番を知らない新規のスチーマーの方々にこそ、是非「神ゲー」の名作たる所以を知って欲しいと思い、古典的な作品を10本紹介する。

 

誰もがプレイすべき、マルチプレイFPS

Counter Strike Global Offensive



現状、人数がそこそこいて、クラン同士の大会も盛況なFPSというと、まずこの作品が挙げられるだろう。

『Counter Strike』は、『Quake』『Unreal Tournament』などと並んで、10年以上に渡って愛されてきた名作FPS。

『Quake』のような「スポーツ系FPS」がシビアな個人技で競う作品なのに対し、『CS』のような「リアル系FPS」では、味方と協調して戦うのが特徴だ。

本作における、攻撃と守備に分かれて戦うことによる多様な戦況、マネーシステムによって生まれるリスクの駆け引き、10年以上遊ばれてきた素晴らしいマップ。その全てが洗練され、プレイヤーの成長の幅を生み出している。

現代のFPSと比べると、難易度は中々高い作品ではあるが、FPSが好きな方に是非遊んで欲しい名作だ。

 


DREAMHACK WINTER 2014 CS:GO CHAMPIONSHIP TRAILER - YouTube


誰もがプレイすべき、ストラテジーゲーム

Civilization 5

 

 
このゲームにハマった者は、「あと1ターンだけ…」と言い続けて永遠にゲームを続ける病に冒される。

そんな噂が実しやかに囁かれる程に、評価されてきたストラテジーゲームがこの『Civilization』だ。

本作は、架空の地球において一文明の王となり、ライバルを武力や科学力で蹴散らして最高の文明を築き上げることを目的とする、ターンベースのストラテジーゲームだ。

歴史上の文明を自分好みに育てるロールプレイ、媚びるか裏切るかの外交、陸海空から自由に攻められる戦争、環境に合わせた市場と経済を形成する内政…、元々奥深いこれらの要素が相互に作用することで、さらなるシナジーを生み出し、本作をプレイした者の多くを「中毒」に陥らせてきた。

さらに、本作『Civ5』はルールが多少簡略化されており、最初から日本語まで対応しているので、初めて『Civilization』に触れる者でも気軽に楽しめる。

確かに簡略化によって、『Civ5』の作りこみは前作の『Civ4』に比べると見劣りしてしまったが、それでも他のストラテジーゲームにはひけをとらない中毒性があることは保証できる。

正直、本作があまりに面白すぎるせいで、現代のストラテジーゲームが衰退してしまったのではと言われるほど。

いずれにせよ、とりあえずポチッて後悔しない、傑作だ。


シヴィライゼーション5 日本語版 トレイラームービー [HD] - YouTube

 

誰もがプレイすべき、RPG


The Elder Scroll V Skyrim

 

 
ゲームにおいて「自由度」という価値基準を日本にもたらした主な作品、それが『The Elder Scroll』であり、この『TESV Skyrim』である。

『Skyrim』は、中世の北欧を模した広大なスカイリム地方を舞台に、様々な人物や景観の間を冒険し、立ちはだかる多くのクエストや難敵と戦う、オープンワールドのRPG。

そしてこの『TES』シリーズは、「ロールプレイングゲーム」の本来の意味に立ち返り、いかにプレイヤーをスカイリムの世界で「ロールプレイ」してもらうかにフォーカスした作品となっている。

故に、プレイヤーは、人類の為にドラゴンを倒したり、悪魔と契約して莫大な力を得たり、帝国の兵士としてゲリラを鎮圧したり…、様々な「生き様」を歩むことが出来る。

一本のゲームで、様々なプレイヤーの解釈を受け入れ、それを実現する手立てを何通りも用意してしまう。それが『Skyrim』なのだ。

本作ではグラフィックも美しくなり、標準で日本語に対応し、更にMODまで導入できるようになっており、PCゲーム初心者でも気軽に楽しめる。

是非本作を購入し、あなただけの「ロール(役割)」を見つけ、存分に全うして欲しい。


The Elder Scrolls V: Skyrim 第1弾トレーラー [HD] - YouTube


誰もがプレイすべき、シングルプレイFPS

Serious Sam Classic: The First Encounter

 
「撃って、かわして、また撃って」… FPSとしての根源的な面白さを最大に引き出した傑作、それが『Serious Sam』だ。

ストーリーなどオマケに等しく、やることは銃でエイリアンを倒すだけなのだが、これがとても面白い。

まず銃火器は、ショットガンやロケットランチャーまでひと通り揃っているのだが、ただ種類が多いだけではない。

例えば、ロケットランチャー等の爆発系の武器は、威力が高い代わりに誘爆のダメージが大きい。

この仕様は様々なFPSで見受けられるが、本作のロケットランチャーの「調整」は本当に神がかっており、少しでも慢心すれば自爆、見極めて使えば無双と、常にハイリスクハイリターンの緊張感ある戦いを楽しめる。

敵エイリアンも実に魅力的で、迫撃砲のように光弾を飛ばす巨大なデーモンとの戦いは特に面白い。

デーモン弾は誘導する上に威力も高いので危険だが、プレイヤーの銃で打ち落とすことが可能であり、まさに「攻撃は最大の防御」を体現したアグレッシブな戦いを楽しむことができるのだ。

最後に、『Serious Sam』シリーズはどれも面白く、最新作の『3』も素晴らしいのだが、ここではダントツに出来の良い『Serious Sam Classic: The First Encounter』を推したい。

 


Serious Sam 3: BFE - Launch Trailer - YouTube

 

誰もがプレイすべき、COOPゲーム

Left 4 Dead

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ゾンビに包囲された街で、プレイヤー4人が協力して脱出するFPS。

さて唐突だが、私はCOOPゲームと銘打ってるからには、当然仲間と協力する必要があるだと思う。

だが残念なことに、この世には「仲間と協力するゲーム」ではなく、「仲間と協力できるゲーム」程度の作品が多すぎる。それはそれで確かに面白いが、本来の意味の「COOPゲーム」の定義とは少しずれるだろう。

一方、本作『Left 4 Dead』のゲームメカニズムは撤頭徹尾、仲間と協力することを前提に作られ、万が一にでもソロで遊べば苦痛しか残らない、正に「仲間と協力するゲーム」だ。

典型的な例で言えば、本作の敵ゾンビはプレイヤーを拘束する能力を持っており、常に互いの援護が欠かせない仕様とか、或いは回復アイテムは一人に一個ずつしか運べないので、皆でシェアして乗り切る仕様など。

更に、プレイヤー個人のスキルも求められるのが素晴らしい。弾薬も限られているので、確実に一人一人を撃ちぬくエイム力が求められ、更にゾンビは全方位から現れるので、味方の死角をカバーする洞察力も必要となる。団結力と同時に、個人技も試されるのだ。

故に、本作を少し仲の良い程度の友人と遊ぶのはおすすめできない。なぜなら、本作は一人の失態が味方全員の死を招くシビアなバランスで、仲間同士の信頼が試される作品だからだ。

だから、友達と遊ぶうちに「○○ではSMGを持っていくべきだ」「あのラッシュには××で対応すべきだった」といった言葉の応酬もあるだろう。しかし、だからこそクリアした時の達成感はひとしおで、忘れがたい興奮を得ることが出来るのだ。

これぞ本場のCOOP。冗談の通じ合う仲間と、是非一緒に遊んで欲しい。

 


Left 4 Dead Full Trailer HD - YouTube

 

誰もがプレイすべき、ステルスゲーム

Hitman Blood money

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「敵になりすまし、隠れることなく目標を暗殺する」という、斬新なシステムが評価されたステルスゲーム。それが、『Hitman』シリーズだ。

本作ではアクション要素は希薄で、代わりに敵から服装を奪うことで、敵になりすましてターゲットに接近することになる。

アクションに頼らない、戦略的なステルスゲーム。それこそ、本作のもつ最大の魅力だ。

昨今はステルスゲームそのものが斜陽であり、また現存するステルスゲームさえ、多くのアクション要素を取り入れた、TPSのような作品が多い。

アクションヒーローのような陶酔感でなく、本作では「頭脳派」らしく、自分の考えた戦略を、一つ一つ組み立てていく快感がたまらない。

更に、マップは異常なまでに作りこまれており雰囲気も素晴らしく、また暗殺の手段も「事故死」「転落死」「毒殺」「射殺」など、実に多用なものが用意されている。

ステルスゲームに苦手意識を持っている方にこそ、本作をプレイして欲しい。

 


Hitman: Blood Money Mission #8 - Death on the Mississippi - YouTube


誰もがプレイすべき、オープンワールドゲーム

Grand Theft Auto 4

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本作は、東欧からアメリカに流れ着いた元軍人が、ニューヨークで一旗挙げるべく様々な悪事に手を染めていく、クライムアクションゲームだ。

そして「グラセフ」の魅力といえば、何と言ってもそのリアルな「オープンワールド」だろう。

本作でリバティーシティと呼ばれるこのオープンワールドでは、実在のニューヨークをほとんど丸ごと再現されている。

観光名所として名高い「自由の女神」は勿論、ブルックリンを走り回るメトロや、美しいブライトンビーチも、全てプレイヤーが直接触れることが出来るのである。

同時に、本作は「オープンワールド」を支える、アフターケアが素晴らしい。

例えば、ゲーム内で起きた事件は、ゲーム内のカーラジオで報道され、ゲーム内には独自のインターネットやテレビ番組まで存在する。

つまり、本作におけるリバティーシティは限りなく現実に近いようで、しっかりと「空想の中に作られた現実」であることが意識されて作られており、

この夢と現を行き来する、独特の没入感と支配感が、これ以上ないナラティブを形成するに至るのである。

 


Grand Theft Auto IV Trailer 1 "Things Will Be Different" - YouTube

 

誰もがプレイすべき、インディーズゲーム

Braid

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本作は、絵本の中のような幻想的な空間を、TIMという人間が「プリンセス」を救出すべく彷徨う、2Dアクションパズルゲームだ。

操作は至ってシンプルだし、主人公の能力「時間操作」により、プレイヤーが死んでもやり直せるシステムも相まって、本作の難易度はそこまで難しいものではない。

だが、本作が突出して優れているのは、総合的に異常なほど作りこまれているからだろう。

テンポ、BGM、グラフィック、そして濃厚なストーリー。こういった全てが、本作を彩る上で、過不足無くまとまり、プレイヤーに一時の安らぎと興奮を与える。

異常なまでな普遍性。本作をあえて推奨するのは、インディーズに限らず、すべてのゲームが持つべき普遍性にあると思う。


Braid Trailer - YouTube

 

誰もがプレイすべき、パズルゲーム


Bejeweled 3

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本作は、同じ色をした「ジェム」を4つ揃えることで破壊し、どれだけ早く全ての「ジェム」を消せるか競う、パズルゲームだ。

この説明からも分かる通り、本作はかなり『テトリス』に類似している。実際、「落ちてこないテトリス」と説明しても、そう間違ったものではないだろう。

一方、本作の魅力として、豊富な「オマケモード」が揃えられている点が挙げられる。

例えば、やたら配牌がいい代わりに制限時間が厳しく設けられた「Lightning」、壊したジェムの位置によってボーナスを得る「Diamond Mine」などがある。

かように、本作はまるで粘土をこねくり回して新たな作品を生み出すように、『テトリス』をより単純化し、代わりに様々な楽しみ方を生み出しているのである。

勿論、メインのモードである「Lightning」は他のパズルゲームに引けをとらない完成度を誇り、上級者がやり込む余地も十分残されている。


Bejeweled 3: Debut Trailer - YouTube


誰もがプレイすべき、レースゲーム

Dirt 3

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本作は、一本の道を走り続ける「ラリーレース」がメインである、ダートコースをメインにしたカーレースゲームだ。

さて、レースゲームと言うと、『Gran Turismo』のような複数の車が忙しく先頭を奪い合うレースを思い浮かべるだろう。

私はこのタイプのレースが苦手だ。このようなロードレースでは、他の車が邪魔で自由な走りができないし、また常に後続車を意識した焦燥感ある走りになってしまい、風を切るような走破感は中々生まれない。

だが、本作ではそういった通常のレースは少なく、コースを一人で独占して走ることでタイムを競う、「ラリーレース」がメインとなっている。

ノルウェーの凍える雪原や、スウェーデンの深緑の森林、アフリカの燃えさかる大地を、自分の愛車でアクセルを全開にして走ることが出来るのだ。

また、本作の「EGO Engine」による、派手な砂埃の表現や、どこまでも続く背景の演出なども相まって、この「走破感」は並々ならぬ出来栄えに仕上がっている。

FPSでは「撃つことの面白さ」が重視されるが、本作は「走ることの面白さ」というレースゲームの根源的な挑戦に立ち返った、見事な作品と言えよう。

 
(本音を吐くと、前作の『Dirt 2』『Dirt 1』も熱烈に推したいのだが、現状steamでは販売が停止されてしまっている。実に惜しい。)

 


DiRT 3 Complete Edition (Monte Carlo) Gameplay ON GTX 465 - YouTube