ゲーマー日日新聞

ゲームという文化を、レビュー、攻略、考察、オピニオン、産業論、海外記事の翻訳など、複数の視点で考えるブログ。

ブロガーは嘘をつく?ブログの正しい読み方 part3

私はブロガーであり、ブログ愛読者でもある。

そこで、私が「ブロガー」としての経験を元に、新たな「ブログの読み方」を提示していきたい。

 

ブロガーの嘘③ ブロガーは自分の意志と反対の記事を書く

 

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これは最も理解されやすい嘘かもしれない。

例えば、これを読む誰しもが、会話中に波を立てないように、自分の意見を押し殺した経験の一つや二つはあると思う。

ゲーム界隈なら、日本のゲーム雑誌「ファミ通」のレビューがネットで叩かれるのも、批判を恐れて大作を片っ端から褒めちぎるスタンスにあると言えよう。

 




だから、我々が運営する小さなブログであっても、どうしても内外の批判を恐れて記事を書いていくことになる。

だが、ここで重要なのは、我々マスメディアはただ「いつも通り批判しよう」「いつも通り肯定しよう」というように思考停止するのではなく、

「批判記事も肯定記事も書けるが、周りは批判しているので、批判する記事にしておこう」というように、二者択一の余裕を持って書いている点である。

 

 

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別に自慢ではないが、ブロガーはわざわざブログを書くぐらいなのだから、ゲームや情報に対する情熱・知識量は他人よりも比較的大きいものだ。(プロの新聞やテレビなら尚更)

メディアが一般人より情熱を持って学ぶ以上、同じ作品一つをとっても、優れた側面やつまらない側面、様々な側面を捉える事ができる。

これは新聞でも同じで、よくネットでは新聞を「左翼的」「反体制的」と短絡的に捉える人間がいるが、

残念ながらメディアのプロフェッショナルにとって、一つの政治的問題で10通りの記事を書くことなど、容易なこと。

同じ新聞でさえ、一面でサラッと流した政策を、社説で厳しく糾弾し、投書蘭では擁護し、とどめに広告欄の雑誌で面白可笑しく取り上げて、新聞ついでに雑誌まで購入させているのだ!

「○×新聞は捏造して、国民を左翼(右翼)へ誘導している!」と考えるのは勝手だが、少なくとも新聞は「どちらにでも」、彼らの利益や都合次第で誘導できることを忘れるべきでない。


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もちろん、ただ批判を恐れて記事をシフトすることは少ない。私情で恐縮だが、私はむしろ「面白さ」を優先して記事内容をシフトすることが多い。(メディアは、「利益」を優先してシフトするだろう)

例えば、以前『Shadow of Mordor』というゲームを評価したことがあったが、正直不満な点がないわけではなかった。

しかし、不満な点をメインに記事を書いてみると「退屈」「平凡」「アクションの不出来」といった、他の作品でもよくある批判に落ち着いてしまうので、全然「面白い/ユニークな記事」にはならない。

一方、優れた点である、「ゲーム性にフォーカスした箱庭ゲーム」という点は、このジャンルでは珍しい魅力だったので、こちらのほうが「面白い/ユニークな記事」が書けると考え、『Shadow of Mordor』を高く評価した記事を投稿したのである。

逆に、一般的に高く評価されているゲームや、ジャンルそのものを脅かす致命的な不満があるゲームは、こき下ろした方がよほど「面白い/ユニークな記事」が出来上がると私は考えている。

 

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さて、相変わらず傲岸不遜なシリーズであるが、いかがだっただろうか。

何にせよ、ブログも一つの小さなメディアである。メディアは読者の期待や思想を裏切ることもあり、それがアレルギー的に苦手な人もいるだろうが、本来、新聞にしろブログにしろ、メディアは楽しんでこそ価値がある。

 

そこで少なからず、この記事によって読者が「裏切られた!」と感じることがなくなり、ブログを含めたメディアに対して、少しでも寛容な姿勢を見せていただければ幸いである。

 

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G.E.C.K.O. Stream

サカナクションがこんな疾走感ある曲出したんでビックリ。