ゲーマー日日新聞

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【PS4】本気で期待してる2015年のおすすめゲームソフト10本まとめ【PC】

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2014年… それは長い冬の時代だったのかもしれない。

そう思わせるほどに、2015年のラインナップは豪華絢爛。AAA級タイトルからインディーズゲームまで、話題作がところ狭しと並んでいる。

さて、本稿ではそんな2015年の中でも、筆者が独断と偏見で選んだ期待の新作10本を、ランキング形式でお伝えしたいと思う。



10位: Battlefield hardline

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 昨年発売された『Call of Duty: Advanced Warfare』では、強化骨格に身を包む兵士を主人公とすることで、ゲーム性を大きく革新させたことが記憶に新しい。

だが、『Battlefield』は果たして「革新」させることが出来るのだろうか。恐らくそれは、『CoD』の革新よりも難しいはずだ。

何故なら、『CoD』を定義するのは、好きな銃で狭いマップを戦うスピーディーな戦闘であり、手の付けられる範囲がかなり広い。いくらでも調理できるだろう。

しかし、『Battlefield』は登場初期から既に異色の作品だった。徒歩で移動すれば数十分はかかる広大なマップに、プレイヤーより遥かに強いビークル、最大64人の大規模戦闘。『CoD』以上に『BF』を定義する幅は狭く、安易に手を加えることは許されない。

そこで、本作『Battlefield: Hardline』は「現代戦争」から「犯罪抗争」へと舞台を移し、シングルプレイに大きくテコ入れする策を取った。

私自身、『BF』シリーズへの思い入れは強い。『CoD』の改革がそこそこの成功を収めたのだから、『BF』にも頑張って欲しいものである。



9位: Total War: Attila

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『Total War』は、数百名もの軍団を組織し、敵国との大規模な戦争を楽しむ、文字通り「総力戦」にフォーカスしたRTSだ。

本作はRTSのなかでもかなり有名なタイトルで、特に戦国時代の日本を舞台にした『Total War: Shogun』は、並みの日本産のストラテジーより面白いと高い評価を受けている。

そんな『Total War』シリーズで、私があえて本作に注目するのは、本作が蛮族の王たる「アッティラ」を主役に据えているからだ。

元々、このシリーズは『Total War: Roma』から始まった。ローマの誇る圧倒的武力、科学力、人的資源を惜しみなく投入し、異国の蛮族を蹴散らすことこそ、『Total War』の醍醐味だったのだ。

そして、本作はついに「ローマ」が敵となる。これほど、歴史マニアにとって燃えるシチュエーションはないだろう。これ以上「滅ぼし甲斐のある」好敵手はいない。

だが、私は本作にそれ以上のもの、つまりローマから始まったはずの本シリーズが、何故ローマを滅ぼすに至ったのか示唆する、濃厚なストーリーを期待している。


8位: World of Warships

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前作、『World of Tank』は、第二次世界大戦の広大なヨーロッパを舞台に、現存した戦車に跨って機甲戦を行うマルチプレイTPSだった。

だが本作では、なんと軍艦に乗り込んで海戦を行う斬新な内容となっている。

そもそも、海戦をメインとするゲームが少なかった。『BF1942』でも海戦は不可能ではなかったが、雷撃機にアドバンテージがあったし、『Battlestations』でも船舶は見事なカモだった。

それもそうだろう。第二次世界大戦の日本軍は、航空機によって輝き、そして航空機によって敗北した。いくらゲームと言えど、航空機が軍艦より弱ければ、「嘘」の作品になってしまう。

だが、本作は文字通り「軍艦の世界」というぐらいだから、多少の便宜は図ってくれるだろう。少なくとも史実のように戦艦大和がTBFに蜂の巣にされることはなさそうだ。(ないと信じている)

純粋な軍艦同士のぶつかり合い。未知のマルチプレイに期待が高まる。



7位: Evolve

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Turtlerock Studiosから開発された、4人VS1匹という異色のマルチプレーを実現したというFPS。

私はベータ版をプレイしたが、十分にポテンシャルを感じさせる作品だった。

特に、モンスター側とハンター側で大きくゲームプレイが異なるので、同じようなパターンで一辺倒になることもなく、様々な攻略を試すことが出来る。

ただ問題として、やはりモンスターがどれほど面白いか、というのは挙げられる。ベータ版の「ベヒモス」は、ただ殴るだけの脳筋で、あまり使ってて面白いとは思えなかった。

製品版では、クラーケンやオーガといったモンスターも追加されるようで、特に飛行するモンスターの操作が面白そうだ。



6位: Minecraft: Story Mode Telltale

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『Walking Dead』のゲーム化によってその存在を知らしめた、ADVの大御所Telltale Gamesによる新作。

本作はなんと、あの『Minecraft』を舞台に独自のストーリー・ドリブンを形成するというもの。主人公はもちろん、デフォルトスキンにある謎のおっさんだ。

そもそも、本作に人物などいただろうか。「村民」というNPCがいるにはいるが、これは後付の存在であってそこまでゲーム性に絡まないし、あとはモンスターぐらいだ。

となると、サルトルのようなアンガージュ的文学となるのか。はたまた、『Minecraft』というゲームそのものに人格を与えるのか。

何にせよ、多くの良質なADVを輩出したTelltale Gamesが、本作でどのような物語を形成するのか大変興味深い。



5位: Metal Gear Solid V: The Phantom Pain

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「和ゲー」の重鎮、小島秀夫氏によるシリーズ『Metal Gear Solid』の最新作。

ステルスゲーの黎明期を支え、その高い技術力と、作りこまれたレベルデザイン、シリーズを通した豊かなストーリー展開が魅力だ。

個人的にはストーリーやゲーム性共に初期の「ソリッドスネーク編」の方が好みだし、最近の『MGS3』『MGS:PW』におけるストーリー展開は稚拙すぎるのが癪だったが、

小島氏が「ビッグボス編」の作品群を「新規向け」と評した上で、本作をよりディープな作品へと仕上げたという。

事実、前日談となる『MGS5: Ground Zero』では、今までの作品のなかで築き上げてきたビッグボスの力は徐々に失われ、崩壊の一途を辿っている。

重厚なテーマと共に、正面からテキストで迫り来るストーリーと丁寧なゲーム作り。当然期待してもいいだろう。

 


4位: Hotline Miami 2: Wrong Number

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サイケデリックなムードに、一流コンポーザーを集めたサウンドトラックが鳴り響く中、仮面を被った主人公がロシア人たちを惨殺していく、見下ろし型シューター。

この異様な作品『Hotline Miami』はインディーズゲームとして破格の注目を集めた。その続編とくれば、期待しないわけにはいかない。

特徴的なのは、80年代を思わせるサイコなアート。センスもさながら、マップ毎のロケーションも豊富で、ヒリヒリした「悪」をそこら中で感じることが出来る。

しかし、私が個人的に興味深いのは、むしろストーリーだったりする。前作では「暴力」をテーマに、暴力がいかに虚しく、また魅力的かを相反するように描いていたのが特徴だが、

少なくとも、一つの「オチ」がついてしまい、それによって暴力への答えが出されてしまったはずだ。にも関わらず、主人公たちは再び武器を手に取り、死体の山を作ろうとしている。

彼らは「暴力」に対して開き直ってしまったのか、はたまた新たな答えを見出したのか。彼らの新たな冒険にも注目したい。

 


3位: The division

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今をときめくUBIが新たに発表した、「Tom Clancy's」の新作。E3で発表され、別次元のビジュアルと未知のゲーム性から、多方面で期待が高まっている。

謎の感染症の流行によって崩壊したアメリカを舞台に、バンディットや感染症の陰謀と戦うことをテーマとした、MMORPGだ。

一見サードパーソンシューティングに見えなくもないが、あくまでUBIは「RPG」であることを強調している。

冷静に考えると、UBIは『Assasin's Creed』『Watch_Dogs』によるオープンワールド、『Rainbow Six』『Ghost Recon』によるタクティカル、『The Crew』によるレースと、シングルプレイのあらゆるジャンルに挑戦してきたが、

具体的なオンラインタイトルに関しては、現行シリーズのオマケモードを除いてまだ未開拓な領土が残っている。

最も、パーティの編成は最大4人で、明確なストーリーに沿ったゲーム展開が用意されているそうで、いつも通りの濃厚なストーリーも期待できそうだ。

あの「UBI」が挑むマルチプレイ、一度遊んでみたいところ。


2位: Overwatch

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FPSというジャンルは、もう廃れてしまったのだろうか。

『Unreal Tournament』『Counter Strike』は言わずもがな、私がのめり込んだ唯一のCOD、『COD4』すら何年前の作品か覚えていない。

いやそもそも、マルチプレイが廃れてしまったのかもしれない。RTSも過疎に悩まされていると聞くし、今はコンシューマでゆるりと遊ぶ時代なのだろう。

そんな安い厭世観に吹かていた時、”あの”BlizzardがFPSの新規タイトルを持ってきたというではないか。それが、『Over Watch』である。

本作はチームプレイをメインとしたFPS…。らしいのだが、あまりに楽しみすぎて、実は情報をあまり集めていない。(こういう新規タイトルはまっさらな頭で遊びたいだろ?)

なんじゃそら、と怒らないで欲しい。それほど私が本作を信用しているだけなのだ。



1位: Bloodborne

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そんなわけで、やっぱりいちばん期待しているのは、フロム・ソフトウェアが新たにPS4向けに開発した『ソウルシリーズ』らしき新規タイトル、『Bloodborne』だ。

ファンを沸き立たせたのは、何と言っても『Demon's Souls』を手がけた「宮崎ディレクター×SCEジャパン」コンビの復活だろう。この時をどれほど待ちわびたか。

私にとって『Demon's Souls』はどれほど大きいゲームかわからない。まず一周をクリアし、次は何周も周回した上に、データまで作りなおして遊びまくった傑作。

ああ、あのゲームはなにもかも完璧だった。

ストーリーからゲームプレイまでが、ギラギラとした「魅力」を妖美に光らせ、彼らの「魅力」が強すぎて作品の骨格を引きちぎるのではないかと危惧するような、そんな危険な「完璧」さだ。

本作に期待するなという方が無理な話だ。本作の出来が、PS4への評価につながるやもしれない。少なくとも、『Demon's Souls』の貢献は当事者の想像を絶するものだった。

 

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