「子供をPCゲーマーに育てる方法」と称して、「PC GAMER」によってまとめられた素晴らしいゲームを13本紹介します。
「親には心配の種が尽きない。ちゃんとご飯を食べてるのか?ちゃんと学校に行ってるのか?ちゃんと『Europe Universalis Ⅳ』をプレイしているのか?
だがあなたは決して神経質ではない。これらが満たされなければ、子供たちの未来は暗いものになってしまうだろうから。
ここで一つ確かなことは、子供はゲームが大好きだということだ。ならば、ちゃんと正しいゲームを与えるのが親の義務というもの。ここではそんなあなたが探し求めるゲームをいくつか(私の息子や奥さんと相談しながら)並べた。
「『Amnesia』は科学の観点から必須だろう!これを遊んだ子供は総じて泣き叫ぶとい仮説を、身を持って証明出来るからね」
ここで紹介する13本のゲームは、不慣れなゲーマーたちにも感動でき、好意的な印象を持つ作品たちだ。もちろん、ここには説教臭いエデュテインメントや”フレンドリー”なMMOは挙げていない。」
『Besiege』
Spiderling Studiosから開発された、自由にパーツを組み合わせて攻城兵器を作れる作品です。
ただ魔改造した兵器を作って暴れ回るのも一興ですが、ちゃんと「試作」と「実験」を織り交ぜ、正しい結果のためには何をすべきか考えさせる点から、とても基本に忠実なゲームとも言えます。
『Minecraft』
この一見コミカルな作品にも、ゲームとクリエイティビティの基礎が詰まっています。
まともにプレイしようとすれば、想像力が問われるのはもちろん、物理、地政、環境、農業、建築、それぞれのノウハウが問われる作品だからです。
ただし、空中に石ブロックが何食わぬ顔で浮いてしまうなど、重力を学ぶ上で役に立ちそうにない点は留保すべきかもしれません。
『Terraria』
この作品は『Minecraft』からクラフトと冒険の要素を受け継いだ作品ですが、
それにも増して、いかにボスを倒すか、いかにダンジョンを攻略するかといった点で、より漸進的なゲームプレイが要求されます。
レベルデザインに沿ったロールプレイのメカニクスと抜本的な戦略を学べる点で、この作品の右に出るものはありません。
『Turbo Dismount』
Secret Exitから開発された、交通事故を自ら引き起こしてスコアを稼ぐ作品です。
ぶっ飛んだ世界観が魅力的なゲームですが、跳ねまわるラグドールや破壊されるオブジェクトからは、物理の基本的な法則を体感しながら学ぶことが出来るでしょう。
『Lego Marvel Superheroes』
「Lego」が子供の教育にも有効であることは、もはや周知の事実ですよね。
このゲーム版では、それに加えてキャラクターたちの生き様や、秀逸なプロットまで組み合わさっており、「Lego」らしい論理的な学習と同時に、物語の面白さまで見出すことが出来るのです。
『Towerfall: Ascension』
Matt Thorson氏によって作られた本作は、ウェーブ式で迫り来るエネミーを蹴散らす、シンプルなアクションゲームです。
さて、協力ゲームといえば数多く名作が眠っていますが、このゲームの場合は同じ画面で4人が協力する必要があるので、お互いの動きや状態を確認する、COOPの基本的なセオリーを学ぶことが出来ます。
クエストモードもあり、ボリュームも十分すぎるゲームです。(ただしローカルcoopしか出来ない模様)
『Portal 2』
『Portal 2』といえば、Valveから開発された有名なパズルゲームですが、これは同時にFPSとしても優秀な作品です。
そもそも、FPSをやめてしまう初心者は、まず不慣れな一人称視点で戦場へ放り出され、その直後に銃弾やレーザーの飛び交う戦闘に巻き込まれるわけですから、二重に覚えることがあります。
その点、このゲームでは純粋なFPSとしての視点だけが基礎にあって、後は誰でも親しめるパズルをゆっくり解ける点から、FPSに不慣れな人にもオススメ出来そうです。
『The Sims 4』
Maxisの『The Sims』シリーズといえば、人間の生まれてから死ぬまでの一生が描かれる作品です。
「ある意味、究極的なサンドボックスである」と紹介される本作ですが、広大な世界と時間でどう過ごすか考えられる点が何よりの証左と言えるでしょう。
『Plants vs Zombies』
Pop Capsの定番タワーディフェンスゲーム。
「もし自分の子息を『LoL』や『Dota2』のようなe-Sportsの世界で輝かせたいなら、まずこのゲームから始めよう。」とあるように、
このゲームにはストラテジーゲームの基本的なエッセンスが、実にわかりやすいルールとビジュアルと共に込められています。
『Civilization Ⅱ~Ⅴ』
もはや王道中の王道であるFIRAXISのストラテジーゲーム。「あと1ターンだけ・・・」と言い続けて、結局朝までプレイしてしまう脅威の中毒性が有名ですね。
歴史のちょっとした勉強になることは当然としても、内政と外交が絶妙に組み合わさったゲームにして、このユーザビリティの高さが本作の人気を裏付けています。
『Crayon Physics Deluxe』
インディーズのKloonigamesから開発された、自らピースを描いて攻略するパズルゲーム。
もはやクレヨンでお絵かきする時代は終わりました。これからは、クレヨンでお絵かきした物体が自ら動き出し、ゲームの一部となる時代がやって来たのです。
単純に発想力が鍛えられるのは当然として、物体がどうすれば動くのか論理的に考えられる点からも、特に子供の教育には素晴らしいパフォーマンスを発揮するでしょう。
『Scratch』
MITから開発され、プログラミングの基礎学習用にも公認されたこの作品は、コーディングにおける基礎を様々な観点で学べるゲームです。
基礎中の基礎から段階的に学ぶことが出来るので、全く無知な子供であっても問題なく取り組める点が魅力として挙げられます。
『Farming Simulator 15』
Glants Softwareから開発された本シリーズは、早朝に起こされずに農業の基本を学べる唯一のゲームです。
本作は林業、農業、牧畜業のそれぞれを体験することが出来、300エーカーの広大なフィールドを自由に行き来することが出来ます。
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