ビッグニュースだ。ついにPS4の値段が下がり、従来の定価から5000円安い、3万5000円で提供されるようだ。この値段は10月から適用されるらしい。
これでもう、PS4の購入を躊躇する理由はなくなった。次世代機のパワーを味わい、最新ゲームを楽しもう。
とは言え、「そもそも、PS4のゲームって何が面白いの?」という人も多いだろう。今回はPS4の名作、そして将来的に発売される作品を20本紹介しよう。
PS4ってそもそも何がすごいの?
まず第一に、「PS4ってPS3じゃ十分じゃないの?」と考えている人が多いと思う。
しかし、それはあまりに勿体無い。「PS4」だからこそ出来ることは、我々の想像を超えるからだ。
①スペックがヤバい
PS4に搭載されるGPUは「Radeon HD7850」を上回るものとされ、これは去年のミドルスペック級のグラフィックボード。ハッキリ言って、スペックはPS3から桁違いに向上している。
それでも、「PC版でもっと良いGPUを買えばいいのではないか?」と思うかもしれないが、PS4最大の強みは「最適化」。
ゲーム開発者は、最も普遍的なマシン「PS4」のため、あらゆる無駄を簡略化し、PC版の同スペックでは到底実現できないレベルのグラフィックを実現している。
②ソーシャル要素が強い
プレイヤーはPS4を通じて、ゲーム中にスクリーンショットやビデオクリップなどを撮影し、更にインターネット上に投稿できる。
また、シェアプレイでは友人とゲームプレイを同期することで、持っていないゲームを友人と一緒にプレイすることも可能だ。
③期待の新作が揃ってきた
いくら優れたハードといえど、肝心のゲームソフトが退屈では仕方ない。しかしながら、今年2015年は全世界が驚愕する豪華なラインナップが揃っているし、現時点でも十分に優れたタイトルが揃ってきた。
とりわけ、国産と海外産のゲームが両方バランスよく遊べるのは、PS4の特権というべきだ。
詳細は以下の紹介を読んで頂きたい。
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RPG
ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城
国民的RPG『ドラゴンクエスト』の歴代キャラクター・モンスターが勢揃いする、敵をバッタバッタと倒す「無双ゲー」の一本。
無双ゲーとは言え、その本質はあくまでコマンド入力&アイテム生成の古典的RPG。そして美しいグラフィックで、あのキャラクターたちが蘇る。
一見してカジュアルな本作は、過去のRPGを楽しみまくった古株達への、ゴージャスなファンディスクとしても楽しめるのだ。
Bloodborne
容赦のない敵の攻撃に、シビアなアイテム管理、そしてゴシック調のダークファンタジーな世界観が魅力の、「マゾゲー」として有名なフロム・ソフトウェアの新作。
かつて『Demon's Souls』などで一世を風靡した、「ソニー×宮崎P」のベテランチームが、新たなアクションRPGに挑戦。
棘々しい剣を握り、敵の血を啜り、己の肉体を強化せよ。「考えながら遊ぶ」ゲームを求めるゲーマーに。
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ファイナルファンタジー 零式
『ファイナルファンタジー』の外伝的作品となる、アクションRPG。リメイクで別物となったグラフィックや、ガッツリやり込める周回要素など、外伝といえど大作らしい仕上がり。
賛否の別れるストーリーや、やり込む過程で挑めるハードなゲーム性など、挑戦しがいのある一本。
Destiny 降り立ちし邪神
Xbox360の有名FPS『Halo』シリーズのBungieが、宇宙を舞台にした巨大スケールのオンライン専用FPSを作ることで有名になった『Destiny』のDLC込みの完全版。
プレイヤーは地球や火星のような惑星を転々としつつ、クエストを受けたり武器を集めたりして、広大な世界を冒険する。宇宙空間の表現は、PS4の各ゲームの中でも別格。
MMOを下地にしているだけあり、プレイヤーとの協力プレイも充実。友達とガッツリ遊ぶつもりなら、一緒に始めるのもアリだろう。
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ウィッチャー 3: ワイルドハント
ポーランドのディベロッパーによる、中世の世界観が反映されたダークファンタジーの、大作RPGの新作。
広大なオープンワールドが用意され、登場人物やクエストが点在する世界には、権力者や異邦人の陰謀が渦巻く。それと対比的な自然の美しさが印象深い。
ディアブロ3
古典的ハック&スラッシュゲーム『ディアブロ』の最新作が、PCからPS4へ輸出されたことで発売された本作。プレイヤーは様々なクラスやスキルを組み合わせ、無数のダンジョンや敵MOBを狩りまくる。
最近はとにかく何でも「RPGもどき」な要素をゲームにくっつける風潮が強いが、ディアブロ3はその、「敵を倒し、経験値や金を稼ぎ、自己を強化する」点のみを徹底的に拡張し、面白さを引き出した傑作。
日本で言う『風来のシレン』とか『不思議のダンジョン』が好きという人なら、たまらないだろう。
アクション
メタルギアソリッドV: ファントムペイン
誰もが知る「かくれんぼアクション」、『MGS』シリーズの最新作。
本作はシリーズで初めてオープンワールドを採用し、次世代機によるハイレヴェルなグラフィックも実現。色々なマップを、色々な攻略法で、思う存分潜入することが出来る。
洋ゲーでは立派なトレンドの「ステルスゲーム」。日本人には少し縁のないジャンルだが、これを機にトライしてみてはいかがだろうか。
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龍が如く0 誓いの場所
東京の歓楽街を舞台にした、ヤクザ同士の熾烈な争いを描いた「ヤクザアクション」とも呼ぶべき『龍が如く』シリーズの最新作。
海外にもファンの多い本作は、ついに日本のホットスポット、バブル崩壊前夜を舞台に。プレイヤーは、ディスコ、テラクラといった「在りし日の日本」で、馬鹿騒ぎ出来る。
膨大なミニゲーム、ヤクザ同士の仁侠的掛け合い、そして何より、オッサンならニヤリとするであろう「バブル前の日本」の、細やかな描写。海外のオープンワールドにはない、独特の箱庭がここにはある。
グランドセフトオートV
ロサンゼルス郡をまるごと再現したオープンワールドに、リアルな車、行き交う群衆、そして無数のクエスト、重厚なストーリーを実現した、海外で最も売れた『GTA』シリーズの最新作。
PS3版とスペックがどう進化したか、これ以上なく実感できるゲーム。山間に昇る朝日、光を受ける渓流、ハイウェイを疾走するランボルギーニ。そして友人とのオンラインまで。
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Dishonored HD
スチームパンクな雰囲気の漂う未来の英国を舞台に、国家による陰謀に立ち向かう主人公を描いた、『MGS』に代表されるステルスゲームの一本。
魔法、銃、剣を組み合わせつつ、様々なルートで移動できる戦略性の高さが印象深い本作は、純粋なアクション性とタクティカル性を組み合わせたゲームプレイを味わうことが出来る。
FPS/シューター
Battlefield 4
32人VS32人という、かつてない大規模な対戦が楽しめるFPS、「バトルフィールド」シリーズの一本。
プレイヤーは、中国やロシアを舞台に、一人の兵士として、時には、戦車や戦闘機を操りながら、味方と協力して戦う。どこまでも走り抜けられるマップで、何十人というプレイヤーがぶつかる「戦場」は圧巻の一言。
味方を蘇生させられる「衛生兵」や、乗り物を修理できる「工兵」といったクラスを選ぶことが出来、これによってプレイヤーは戦闘せずとも、チームの勝利に貢献することが出来る。
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Call of Duty: Advanced Warfare
ハリウッド映画を彷彿とさせる秀逸な演出と、どことなくリアリティのある冷徹な脚本が印象深い、『Call of Duty』シリーズの最新作。現代から未来へと舞台を移し、軍事力は企業によって賄われる世界を描いた。
元々シングルプレーが面白かった本シリーズだが、この『AW』のシングルプレーはとりわけ力を入れており、意外性のある物語に加えて、PS4をフル活用した表現が印象的。マルチプレーも楽しめる。
The Last of Us
パンデミックにより崩壊”した”アメリカを舞台に、その地でスカベンジャー業を営む男と、パンデミックの謎を解明すると言われる少女の二人が、生き残りをかけた冒険に挑むTPS。
細部まで描き込まれた崩壊したアメリカの廃墟美と、ゾンビとの戦いや盗賊との戦いを繰り広げるサバイバル精神が、プレイヤーに生きる強さを考えさせる一本。「考えさせる」と評判のオチも必見だ。
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ファークライ4
内戦によって国交断絶状態にある東南アジアの某国を舞台に、独裁者と反乱軍の奇妙な争いに巻き込まれた主人公が、オープンワールドで大暴れするFPS。
サンドボックスを舞台に、爆弾や銃やナイフ、アサルトやステルスを組み合わせた、多様にして柔軟な戦略で、次々と敵拠点を解放するゲーム。ランボーの如く、色々な攻略で遊びたいプレイヤーに。
レース/シュミレーター/インディーズ
Minecraft
様々なブロックを組み合わせて建物を作り、そのための資源を求めて世界を冒険する、世界的に有名なサンドボックスゲーム。
元々は海外のインディーズ開発者が、たったひとりで作り上げたと信じられないほど、研ぎ澄まされ、そして中毒に陥る者の絶えない傑作。北米版限定だが、まだ遊んでないなら、是非遊ぼう。
トロピコ5
南米のとある小国を舞台に、国家権力たる独裁者として、反乱軍や大国の影に怯えつつ第2次世界大戦から現代までを生き残る、『シムシティ』のようなシミュレーションゲーム。
南米らしく、農業や畜産業を主産業としながらも、それらを加工して海外に輸出したり、そうして得た金銭で軍隊を保有するなど、実体は純粋な「内政ゲーム」。労働者を働かせ、富を築こう。
Project Cars
本格的なモータースポーツを、繊細な操作性によって再現したレースゲーム。とにかく走りこむほどに、マシンの挙動や、リアルな動きを実感できる。
AIが少し問題あるという点さえ除けば、PS4のレースゲームの中では最もシンプルかつ、よく作られたゲーム。美しいコースを、最高のマシンで駆け抜けろ。
チャイルドオブライト
水彩画を思わせる儚いグラフィックに、絵本から飛び出したような愉快な登場人物との、刹那的な冒険を描いたコマンド形式のRPG。
低価格の代わりに、物語も短めと、忙しい社会人にも手軽に遊べる本作では、それでも独特な景観による「冒険感」が十分に楽しめる。
ホットラインマイアミ Collection
1980年代を思わせるポップアートによって描かれた、ドラッグとマフィアが跋扈するアメリカはマイアミを舞台に、主人公の殺戮劇を体験する見下ろし型シューター。
その強烈なグラフィックと、臓物をも撒き散らすゴア表現、暴力による無情を描き出すストーリー、サイケデリックなBGMが、奇妙なまでの一体感でもって形成する本作は、
その秀逸なレベルデザインと、意外にも硬派な難易度とあいまって、一定のプレイヤーにはオオウケすること間違いなし。
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