ゲーマー日日新聞

ゲームという文化を、レビュー、攻略、考察、オピニオン、産業論、海外記事の翻訳など、複数の視点で考えるブログ。

【2016年Steamサマーセール】もう割引!?オススメ最新作を10本紹介!

 

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今年もSteamによる大型セール(もとい、積みゲー儀式)がスタートした。名作から意欲作、古典的名作から最新作まで、とっぷり1万本以上のゲームが割引の対象となっている。

本稿はいつも通り、割引対象の作品からオススメするガイドなのだが、既にブログ内でも下の記事のように、数多くの名作を語ってきたし、既にsteamでたくさんゲームを保有していて、買うものが見つからないガチな読者もいるだろう。

そこで今回は、2015年~16年以内に発売した「最新作」のみ対象としたガイドを作ってみた。何度もセールを経験したベテランであっても、触れるべき名作は山ほどあると断言する。では早速始めよう。

 

Life is Strange

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ポイント:アドベンチャー/マルチエンディング/ジュブナイル/ミステリー/タイムリープ

アメリカ南部の高校生活を舞台として、タイムリープの能力を得た主人公が、様々な苦難を克服しようと試みる、王道のアドベンチャーゲーム。

SF要素やミステリー要素などの叙述トリックを用いながらも、物語そのものは芯の通った納得の構成で、ジュブナイルならではの葛藤や友情が交錯するストーリーは、他メディアと比較しても高い水準を保っている。

勿論、ビデオゲームならではの選択肢を介した物語の多様化など、多くのゲーマーも納得させる工夫もある。

エピソード形式ながら、発売直後から高い評判でじわ売れしPS4でも展開。日本においても日本人が共感しやすい物語のためかブームとなり、日本語DLCも配信。PS4版が4000円であることを考えると、フルエピソードで1000円はかなりお得だ。

 

Warhammer: End Times - Vermintide

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ポイント:CO-OP/FPS/ウェーブ式/ゴア表現/ダークファンタジー

妙に長い名前、これぞ洋ゲーといった雰囲気、当たり前のようにあるゴア表現と、一般的なゲーマーには敬遠されそうな要素がてんこ盛りの本作。

内容は4人のチームを組んで、迫り来るモンスターやドワーフたちを、銃や剣でバッタバッタとなぎ倒すCOOPであり、中身は今時珍しいほどのシンプルなFPSである。

プレイフィールは『Killing Floor』に近く、モンスター共にありったけのアクションを加えて殲滅する爽快感が何よりの魅力だ。一応、各クラスが用意され、RPG要素もあるにはあるが、オマケと考えてもらっていい。

時に、頭をすっからかんにして、仲間とワイワイ敵を”血祭り”に上げたいのなら、このゲームは最良の”パーティーグッズと”なるだろう。協力要素はそこまでなので、お一人様でも安心していい。一人称視点で直剣を振り、敵を八つ裂きにするあの快感は、他のゲームには代え難い。

 

DOOM

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ポイント:FPS/シングルプレー/クラシック/ゴア表現/DOOOOOOOOM!!!

DOOOOOOOM!!

もはや説明不要!FPSの原点にして頂点、至高の『DOOM』が最新作として帰ってきた。ゲームは簡単。進む、避ける、殺す、補給するを延々繰り返すだけでいい。

最新のグラフィクス技術でゴア表現は更に進化し、追加武器と処刑攻撃によって拡張されたゲーム性、旧『DOOM』では到底実現できなかった広大なマップと圧倒的物量を相手に、君は好きなだけ暴れる事ができる。

グロいのはNG?演出や物語がないとダメ?まぁ君、まずは我らのショットガンを受け入れたまえよ。

(それにしても、ちゃんと売れて評価もされたのに、何で2ヶ月で40%offも割り引かれたんだろう。少なくとも割引率なら今回のサマセ最大だと思う。)

 

Rocket League

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ポイント:フットサル×マリオカート/インディーズ/3vs3/短時間/爽快感

昨年登場した『Rocket League』は、余りにわかりやすいアイディアの上に、極めて練りこまれたユニークなバランスから、インディーズ出身の対戦ゲームとは思えない熱狂を巻き起こした。

ルールは簡単、ボールを相手のゴールにシュウウウウウウ! だがここに例外が1つ。君は小さなレーシングカーで、ボールはその車よりデカい。だから君は、ボールか相手プレイヤーに突撃するしかないのだ!

レースカーを用いることによる独特の操作感、ボールとカートの慣性を計算する戦略性、押し付けがましくないチーム連携、短い1ゲームと、新鮮ながら本当によく作られた作品。まだまだ人口も多いので、新たなe-Sportsを求めるならマストバイ。

 

Undertale

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ポイント:RPG/インディーズ/物語/ユーモア/kawaii

パッと見、任天堂『MOTHER』を思わせる小ぶりなRPG。だが一度ページを捲れば、魂を揺さぶる大いなる物語が氾濫する。

大筋としては、モンスターの住む地下世界に落ちたプレイヤーは、再び人間世界へ帰るために世界を旅することになる本作。弾幕STGとRPGを掛けあわせた、ユニークな戦闘も楽しい。

何より高い評価を受けるのは、その脚本。ユニークで愛らしいキャラクター、常に二転三転する冒険、怒涛の勢いで展開されるフィナーレ。それらを秀逸なデザインと音楽が彩る。ついでに骨ジョークと犬ユーモアも。

一周数時間でも、中身は徹底的に作りこまれ、無駄な部分が一切ない、AAA級メーカーにも是非見習って欲しい「決意」で作られた『Undertale』。購入するならサウンドトラックとセットがオススメ、というか必須だ。

 

Stardew Valley

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ポイント:牧場物語風シミュレーション/経営/コツコツ/インディーズ/サンドボックス

牧場を経営するシミュレーションゲーム『牧場物語』の基盤をそのままに、様々なRTSやハクスラ要素を盛りだくさん搭載した『Stardew Valley』。

とにかく遊べる内容が多いにも関わらず、それぞれが絶妙に咬み合っていて、しかも作業感を感じさせないので疲れることもなく、いつまでも没頭できてしまう。

地味な絵面から想像も出来ない中毒性から、多くのプレイヤーの時間を溶かした本作は、作業中に遊ぶ「ながらゲー」にもってこい。かわいらしいグラフィックも癒やしてくれる。

 

DiRT Rally

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ポイント:レース/クラシック/ラリー/高難度/美麗なグラフィック

『コリン・マクレーラリー』シリーズを原型とし、長い歴史を持つCodemasterの名作『DiRT』の最新作。アーリーアクセスから出発しながらも、開発陣の努力によりついぞ完成に漕ぎ着けた。

『DiRT』シリーズの特色といえば、今でも珍しい「ラリー」中心のゲーム性だ。ラリーというのは、サーキットでなく長距離の一本道を走り続ける競技で、(バカAIの)他のカートとの接触を気にせずノビノビ走ることが出来る。

とは言え、ヨーロッパの大自然を舞台とする本作では、勾配や荒地といった天然の障害がプレイヤーを妨げる。マシンの挙動もリアルながら独特で、走り切った爽快感は他のレースゲーム以上のものがある。

レーサーとのデットヒートのような熱い展開は薄いものの、美しい景観をバックにガッツリと走りこめる本作は多くのレースマニアの心を掴んだ。難易度も絶妙で、ハンコンがあれば尚良しだが、パッドでも十分楽しめる。

 

XCOM 2

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ポイント:ターン制ストラテジー/クラシック/高難度/SF世界/成長要素

表向きはエイリアンと闘う特殊部隊、裏では死体売買や殉職者の連続という、地球防衛が現実的に如何に困難か考える『XCOM』シリーズの最新作。

スナイパー、衛生兵、重装兵などを操り、環境や情報を駆使してエイリアンと戦おう。エイリアンからは技術や武器、果ては捕虜まで奪い、それらで更に自軍を強化し、次の戦いに備えられる。要はチェ・ゲバラ戦法である。

いかにエイリアンを追い詰めるか考える戦闘、いかに組織の資金を確保するかの経営、それぞれの戦略を交互に構築することが面白く、高難度だが中毒性は強い。

タイムリミットの窮屈さや、自由度の削減という点でやや批判されているものの、かっこ良くなった演出や既に侵略された後の世界観など、最新作ならではの魅力も多い。

 

Cities: Skyline

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ポイント:街づくりシミュレーション/ストラテジー/MODサポート/サンドボックス

見たまんま、『SimCity』の類似作品『Cities in Motion』の最新作。従来の「シムシティのコンパクト版」な位置づけから見事に脱却し、むしろシムシティ最新作がズッコけたことで「これが本当のシムシティだ!」とまで評価されたほど。

内容は誰もが知るシンプルなものだ。何もない平地に街を築き、インフラを整備し、仕事場や娯楽施設を用意し、それらを交通網でつなぎあわせ、住民を呼び込んで税金を稼ぐ。

用意されたユニット数が半端ではなく、家1つ、工場1つ見てもリアルで、少しずつ成長する街並みを見ていて飽きが来ない。そうするうち、ここはランドマークを建てるべきだとか、あそこは高級住宅街にしょうとか計画が思い浮かび、時間ばかりが費やされる。

日本語化を含めた、手厚いMODのサポートも大きく、UIの使い心地やユニットのバリエーションは日々進化している。ゲームバランスもシムシティ以上ほど厳しいわけでなく、プレイヤーの自由な街づくりを楽しめる点から、初心者の方にもオススメの一本。

 

Fallout 4

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ポイント:RPG/オープンワールド/ポストアポカリプス/拠点制作/ハクスラ

紛れも無く、今回のサマーセール最大の目玉商品はこの『Fallout 4』だろう。今やsteam売上トップであり、元々バカ売れした本作が半年ほどで半額というインパクトはデカい。

舞台は核戦争後のアメリカ。逞しく生きるアメリカ人が独自の街を築き、周囲な危険なミュータントが徘徊している不毛な大地を、プレイヤーは心ゆくまで冒険できる。

前作にあったユーモア、前前作にあったリアルな世界観は薄れたものの、一方でシューターとしての戦略性、拠点やクラフト等のハクスラ要素といったゲーム性が急激に進化し、1つのクエストでも色々な攻略が出来ることがプレイヤーを虜にする。

思わずダイアログを読み漁るほどに世界観が魅力的なのに、膨大なアイテムや武器で戦う戦略性もあって、しかもプレイヤーを妨げる障害はなくて、好きなことを好きなだけ満喫出来る。

私自身、2015年における「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」に迷いなく選んだ本作。読者の方にも気に入って頂ける自信がある。

 

オマケ:特にお得じゃないけど買って損しないゲーム

Dark Souls 3

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いの一番に捩じ込もうと思ったら、まさかの「おまえの国籍が気に入らないから値引きしない」ということで日本だけフルプライス。いい加減にせえよバンナム。

とは言え、ゲーム内容そのものは以前レビューも書いたように最高峰。ソウルシリーズのフィナーレに相応しい出来栄えだ。フルプライスでも後悔しないだろうし、PC版ならスペック次第で高FPSとより美しいグラフィックが実現できる。

 

Raibow Six: Siege

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面白いゲームなんだけど、人を選ぶゲーム性な上に、ほぼマルチプレー専用ゲームで4000円は少し厳しいか。数週間前には2000円ポッキリでスターター版も発売されたことで、少しオススメし辛い。

最近流行のMOBAらしく、個性ある隊員を使い分けるのが楽しくて、R6らしいタクティカルなゲームプレイとも噛み合ってる。野良では少し物足りないが、フレンドと会話しながらプレイするとその戦略性の高さが際立つ。

とは言え、まだ人口もいるし、将来的には日本のSATも追加されるとかで、期待の持てるゲーム。気になるならまだ買って損はしない。

 

 

因みに、ここに貼ったsteamリンクは全て単なるリンクであり、アフィリエイト的な収益は一切発生しないので苦手な方も安心して利用して欲しい。