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ゲーマー日日新聞

ゲームという文化を、レビュー、攻略、考察、オピニオン、産業論、海外記事の翻訳など、複数の視点で考えるブログ。

私が『LoL』をオススメする理由 フレンドと最高に連携できる対戦ゲーム

 

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先日投稿した「私が『LoL』を辞めた理由 民度とゲーム性の話」にそれなりの反響があった。

私が、このゲーマー日日新聞で活動する上で、特定のゲーム作品を著しく糾弾することはよくあることではない。

それでも『LoL』を取り上げたのは、今の『LoL』はもはやプレイヤーを楽しませるどころか、むしろ傷付けるゲームだから、というのは先述した通りだ。

 

とは言え、私はまだ『LoL』を”楽しんでいる”身分だし、ゲームは面白くとも、無法地帯の野良マッチングと拒絶反応を示すのが問題であり、見知った友人と遊ぶには文句なく楽しいゲームだ。

そこで本作は、「野良」でなく「フレンド」と遊ぶ前提で、『LoL』というゲームの魅力を紹介しよう。

(あの記事で全く『LoL』を知らない人に誤解させてしまったかもしれないからね)

 

チームワーク重視のゲーム性

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ああ、もう前の記事に書いたのと全く同じなので、随所を端折らせてもらうが、『LoL』において”頼れる仲間と”連携出来た時は最高のゲームだ。

チームの5人には、基本的にtop、mid、jungle、support、ADcarryの役割がそれぞれ与えられ、チーム内での”仕事”も全く異なる。ここに、数百体のチャンピオンが持つ強み/弱みが絡み合い、無数の連携パターンが生まれる。

また、(最低限、敵味方の実力が拮抗する限り)本作では実力差によるスタンドプレーが困難で、いかにチームと連携してアドバンテージを築くかが問われるゲームだ。裏を返せば、多少自分が転んでも、素直に味方と連携すれば巻き返しも容易だということ。

 

ここで、チーム内のコミュニケーション、信頼度がモノを言う。例えば、「俺には強烈な火力技があるが、射程が短いから当てることが難しい」と仲間に言えば、「僕はタンクだから、僕が引き付ける間にぶっ放してくれ」とやり取りする具合だ。

野良だとこうもいかない。味方の実力は未知数で、信頼に値するか微妙な以上、”そこそこ期待して”連携を促し、ヤバそうな奴なら素直に諦めて、自分だけでどう勝利へ試合を運ぶか考えるようになる。暴言を吐いたり、Trollをする奴なら、連携どころか不快の種にしかならない。(勿論、低レートから高レートまでね)

 

仲間と何を、どう、いつするか。常に自分のゲームプレイの最中は、仲間との連携に集中する。こんな対戦ゲームは、他ゲームではそうそう見られない。

 

効率よく成長できる

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仲間と連携が取れるなら最高だが、その試合での反省点を、個人の技術や戦略のみならず、チーム全体の課題を、チーム全体で共有出来る点も、友人と遊ぶメリットだ。

例えば、レーンから離れたmidの存在を仲間に警告し損ねたとか、サポートが視界を取れなかったといった「課題」は、チーム全体で次にどうすればいいか、他のメンバーはどうフォローすべきだったかとかで、課題を共有できる。

この課題を克服して勝利出来た喜びこそ、「チームワーク重視のゲーム性」が最も輝く時だろう。

 

また、このゲームでは知識や経験則も重要な要素だ。

この点においても、友人がいれば遥かに有利だ。アイテムやチャンピオンの知識は、よく知る「長老」的な友人に聞けば応えてもらえるし、Wikiを調べる手間も省ける。

単なる知識ならまだしも、アイテムの相性、ロールの意味、各チャンプの立ち回りはネットの動画や文章だけで調べるのは少し困難だ。やはり、年長のプレイヤーに教えてもらえば、格段にスキルも向上しやすいし、その分楽しめるようになる。

というか、このゲームはフレンドなしで成長するのがあまりに難しいと思う。何で弓を持った「アーシェ」がbotに行くのかなんて情報すら、(メタが流動的なために)ゲーム内で説明しきれず、チュートリアルにはEUスタイルの説明すらない。

 

擬似的なロールプレイ

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『LoL』を友人と遊ぶ喜びは、単なる競技を強く意識したゲーム性のみならず、作品を通したコミュニケーションツールとしての側面でも輝く。

 

よく『スマッシュブラザーズ』や「格ゲー」では誰しも「持ちキャラ」がいて、それが仲間同士の信号になったり、話のネタになったりするが、『LoL』はこの点で多いに盛り上がる。

まず、『LoL』の世界観はとても完成されている。ルーンテラというファンタジー世界を舞台に、美女からモンスター、果てはドラゴンまで選り取りみどりだ。

例えば、現在4000万再生もされた華々しいPVで大暴れする「ジンクス」。彼女はミニガンとロケットランチャーを2つ使いこなすパンク少女で、見た目もかわいければ(貴重な貧乳である)キャラも濃いことがあって、プレイヤーにも根強いファンが多い。逆に大盾を持った陽気なオッサン「ブラウム」は、仲間を護るスキルに特化した典型的なタンクだ。

チャンプにそれぞれ個性が強いからこそ、それを操るプレイヤーの個性も濃くなる。

 

ゲーム以外でもネタが尽きない

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コミュニケーションツールとして有用なのは、ゲーム内だけではない。大会やメタといったゲーム外の情報だけでも、存分に盛り上がれる。

まず、Riotも全面的に推し進めている数々の大会。一流プロゲーマーやプロチーム同士の戦いは見ていて圧巻で、観戦しているだけでも楽しい。

もちろん、友人がいれば、どの国・チームが勝つかで盛り上がるし、一緒に観戦すれば尚良しだろう。

 

また、よくも悪くもRiotは頻繁にゲームバランスを調整する。唐突に誰も使ってなかったチャンプが強くなったり、チャンピオンのリメイク・新チャンプの追加も頻繁に予定される。

これも、コミュニティを盛り上げるのに一役担っている。友人のメインチャンプが弱体化された時には、せいぜい笑ってやるもよし、慰めるもよし。

 

個人が遊ぶ『LoL』とみんなが遊ぶ『LoL』

以前の記事における最大の論点は、『LoL』の功利性である。

まず、ゲームは人を楽しませるものという前提がある。だから、つまらないゲームは批判される。しかし、つまらないどころか人が傷つけられるゲームは、もはや個人の好み以前に、更なる問題となると。

要するに、『LoL』(元ネタの「MOBA」)の面白さはともかく、遊んでる奴と作ってる奴がどうしようもなくて、罪のないプレイヤーを苦しめてすらいる、それが問題だったわけだ。

 

今回の記事は、純粋に『LoL』の評価である。皮肉だが、以前の記事で書いた、民度を下げる最大の要因であるゲーム性は、暴言やTrollが絶対起こりえない「フレンド同士」なら、全て『LoL』を最高に楽しいゲームにしてくれる。

そして、野良同士の諍いや狂ったマッチング、Riotの滑稽な対応に振り回されることもない。(ただ、RiotJPとコミュニティの気持ち悪いノリはフレ同士でもキツい。ネットスラング盛りだくさんのパッチノートとかね。)

要するに、以前紹介した問題諸々は、フレンドと遊ぶ限り「個人で楽しむ=作品の批評」という点では全く解決する話なのである。つまり、フレンドがいれば現状のあらゆる対戦ゲームの中でも、格段に楽しいゲームであることは確約できる。

 

くどいようだが、別にフレと遊ぼうが、個人で遊ぼうが、「純粋に『LoL』に関心を抱いただけの人間が、理由もなく精神的な苦痛を受ける」問題は全く解決しないし、本稿は前の記事へのフォローでも何でもない。

ただ、私を含めた普通のゲーマーが、フレンドと遊ぶという前提で、面白い対戦ゲームを探しているなら、『LoL』はその選択肢の1つだし、挑戦する価値はあるとだけ言っておきたかったのだ。

ゲーム好きの仲間がいて、最近のヌルい対戦ゲームに食傷気味なら、是非トライしてみて欲しい。