ゲーマー日日新聞

ゲームという文化を、レビュー、攻略、考察、オピニオン、産業論、海外記事の翻訳など、複数の視点で考えるブログ。

2分で読める映画批評 新海誠『君の名は』

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「2分で読める映画批評」は、最近記事が長めになりがちなゲーマー日日新聞において、よりコンパクトで読みやすい文章を提供するためのカリキュラムとして、自分は興味なかったけど世間で注目を浴びた作品を、すごく雑に紹介するコラムです。

 

君の名は: 隠し味のリビドー

新海誠監督、高校生の男女二人が入れ替わることをきっかけに、大きな事件に巻き込まれていく。

一つ思ったのが、話の作りがすごく”マシ”になったなということ。散々言われてるように、新海誠作品の中ではブッチギリでエンタメ傾向が強く、サスペンスからラブロマンスまでてんこ盛り。観たあとに残るようなものもないけど、ちゃんと楽しめる。

これが実写ならアレだけど、アニメ映画でここまでエンタメらしい作品は結構珍しいし、個人的に好印象。細田守にせよ、この人にせよ、アニメ映画って版権モノ以外、結構凝ったものを作る→あれ?みたいなパターンになりがち。

 

でも、いつもの新海誠に比べて、「君の名は」のアニメーションそのものは正直雑。都会シーンも田舎シーンも、他の新海誠で観た情景ばかりで、動きそのものも単調だ。

じゃあ新海誠の意味なくない?って思うんだけど、本作のすごいところがここ。美しくないけど、「エロい」。女の子がかわいい。だから面白い。

気合は言ってるなぁーって思うのが女子高生の主人公「三葉」。上から下まで、「動かしたいトコ」をどんどん動かすし、表情もグリグリ動くしで、見てるこっちが笑いそうになる。同じ主人公でも、明らかに女の方が出番も多ければ気合も入ってる。

本作はよくエンタメ性が強いからウケたっていうけど、その割に爆発シーンもビックリトリックもない。あるのは新海誠が前作から秘めてたリビドー(俺は気付いてた)、あれに観客(主に男)は惹かれたんじゃないかな。

 

あと、私自身RAD聞いてるからあんま言いたくないけど、正直RADWIMPSは邪魔でした。というか、本当にこの映画のために作ったの?ってぐらいいつものRADだから、浮いてる。稲村ジェーン作れ。