ついに来た、ウィンターセール!冬休み(個人差あ)でがっつり遊べという、ゲイブの気前いいセールだ。
各Steamセールの中で特に気合の入った冬セールだが、例年通り今年もかなりすごいメンツ。最新作が3割引きなんて、もう当たり前になりつつある。
歴年の名作もいいが、新作をオトクな値段で遊ぶ「コスパ」を重視して、近年話題となった作品を中心に10本集めてみた。よかったら購入を検討して欲しい。
Warhammer: End Times - Vermintide
FPS/ウェーブ式/ゴア表現/ダークファンタジー
J1N1のポイント:師走で友達同士ダラダラ遊ぶなら最高のCOOPゲーム
妙に長い名前、これぞ洋ゲーといった雰囲気、当たり前のようにあるゴア表現と、一般的なゲーマーには敬遠されそうな要素がてんこ盛りの本作。
内容は4人のチームを組んで、迫り来るモンスターやドワーフたちを、銃や剣でバッタバッタとなぎ倒すCOOPであり、中身は今時珍しいほどのシンプルなFPSである。
プレイフィールは『Killing Floor』に近く、モンスター共にありったけのアクションを加えて殲滅する爽快感が何よりの魅力だ。一応、各クラスが用意され、RPG要素もあるにはあるが、オマケと考えてもらっていい。
時に、頭をすっからかんにして、仲間とワイワイ敵を”血祭り”に上げたいのなら、このゲームは最良の”パーティーグッズと”なるだろう。協力要素はそこまでなので、お一人様でも安心していい。一人称視点で直剣を振り、敵を八つ裂きにするあの快感は、他のゲームには代え難い。
Stardew Valley
コツコツ/インディーズ/サンドボックス
J1N1のポイント:やることはシンプルだが圧倒的なボリューム。ガッツリ遊んでも悪くない。
牧場を経営するシミュレーションゲーム『牧場物語』の基盤をそのままに、様々なRTSやハクスラ要素を盛りだくさん搭載した『Stardew Valley』。
とにかく遊べる内容が多いにも関わらず、それぞれが絶妙に咬み合っていて、しかも作業感を感じさせないので疲れることもなく、いつまでも没頭できてしまう。
地味な絵面から想像も出来ない中毒性から、多くのプレイヤーの時間を溶かした本作は、作業中に遊ぶ「ながらゲー」にもってこい。かわいらしいグラフィックも癒やしてくれる。
DARK SOULS 3
ダークファンタジー/アクションRPG/高難易度
J1N1のポイント:より洗練されたバランスと攻略道具。シリーズ最後の難関に挑め。
これは間違いなく、本セールの目玉ではないか。あの『ダークソウル3』半額!
秩序が失われた中世風の荒廃した世界を舞台に、剣戟と様々なアイテムを使い分けて戦う、シンプルなアクションRPG。
徹底して造り込まれ嫌味のない世界観。数あるアクションゲームの中で特に奥深い戦闘。極めて自由で多様性のあるビルド。そして独特な対戦・協力システム。
『ソウル』シリーズ、最終作の勇姿をその眼に焼き付けよう。労力と時間がそれなりにあるなら、絶対に遊んで損のない名作だ。
INSIDE
2.5Dアクション/アドベンチャー/全体主義
J1N1のポイント:抽象的なテーマから展開される印象的な物語。隅々まで構築された世界で、極上のアドベンチャーを体験せよ。
『LIMBO』を作ったチームが送る、新たなアドベンチャーゲーム。発売当初から話題となっていて、短いながらも印象的な物語を楽しめる。
基本は『LIMBO』の続編かと思わせる作りだ。世界は基本的にモノクロで、2.5Dのやや窮屈なアクションを駆使して、パズルとステルスに挑戦する。
舞台は全体主義社会を思わせる街並みから、廃墟や郊外まで。制作規模を考えさせない程の美しくも重苦しい世界が魅力だ。
一見して抽象的な「雰囲気ゲー」な本作は、遊びこむ程に強烈なメッセージ性が浮き彫りとなるだろう
WATCH DOGS 2
TPS/オープンワールド/近未来
J1N1のポイント:美しいサンフランシスコとハイテク機器が飛び交う近未来という、絶妙な世界観。
33%offとはいえ、セール早すぎないでしょうか。しかもこれ、普通に評価高くてじわ売れしてるんだよなー。
何はともあれ、面白いゲームが安く買えることは喜ばしい!WATCH DOGSはオープンワールドで街中のハイテク機器をハッキングしながら進めるオープンワールドTPSだ。
『1』は少々微妙な評価だったが、『2』からは大幅にビジュアル面が向上し、美しいサンフランシスコを舞台に、ハイテク機器の監視社会という絶妙なマッチが、独特な世界観を作り出しており、散策がとても楽しい。
UBIといえば、『1』は微妙でも『2』で完成させるという下馬評が定着しつつある企業。WATCH DOGSも例に漏れず、とても遊びやすく、かつ個性を伸ばした良作になった。
DIRT: RALLY
レース/ラリー/シム系
J1N1のポイント:王道”ラリー”カーレース。自慢のマシンで悪路を踏破せよ。リアルな挙動と疾走する快感のバランスは絶妙。
続編も危ぶまれていた『Dirt』シリーズ最新作。普通のレースゲームと異なり、悪路を強力なマシンで踏破するルール「ラリー」がメインという点が特徴。
長いアーリーアクセス期間を得てようやくリリースされた本作は、定価でも間違いなく「コスパ最高」の一本だ。マシンの挙動からバランスまで、徹底的に練られた今年最高のスポーツゲームといって過言ではない。
やることはシンプル。ツアーの中で用意された複数のコースをなるべく早くクリアするだけ。最初は古いマシンから、徐々に高性能なマシンへと乗り換えていく。
難易度は『Dirt』シリーズ最高クラスだが、走っている間の満足感もまた最高クラス。車にうるさいオヤジや、タイムアタックに熱を浮かせるゲーマーにおすすめできる。
Cities: Skyline
ストラテジー/MODサポート/サンドボックス
J1N1のポイント:本格的街作りに挑戦。経済要素が戦略に深みを加える。
見たまんま、『SimCity』の類似作品『Cities in Motion』の最新作。従来の「シムシティのコンパクト版」な位置づけから見事に脱却し、むしろシムシティ最新作がズッコけたことで「これが本当のシムシティだ!」とまで評価されたほど。
内容は誰もが知るシンプルなものだ。何もない平地に街を築き、インフラを整備し、仕事場や娯楽施設を用意し、それらを交通網でつなぎあわせ、住民を呼び込んで税金を稼ぐ。
用意されたユニット数が半端ではなく、家1つ、工場1つ見てもリアルで、少しずつ成長する街並みを見ていて飽きが来ない。そうするうち、ここはランドマークを建てるべきだとか、あそこは高級住宅街にしょうとか計画が思い浮かび、時間ばかりが費やされる。
日本語化を含めた、手厚いMODのサポートも大きく、UIの使い心地やユニットのバリエーションは日々進化している。ゲームバランスもシムシティ以上ほど厳しいわけでなく、プレイヤーの自由な街づくりを楽しめる点から、初心者の方にもオススメの一本。
Life is strange
ジュブナイル/アドベンチャー/ストーリードリブン
J1N1のポイント:プレイヤーと共に人生を選択する少女マックスの成長に注目。彼女は常にプレイヤーと寄り添ってくれる最良のパートナーだ。
去年発売のアドベンチャーゲーム。アメリカのオレゴン州を舞台に、時間を僅かに戻せる能力を持った少女マックスが、運命に立ち向かうアドベンチャーゲーム。
クラスメイトや友人たちの生活はリアルで、マックスは能力を使って彼らと交流したり、街の謎を解いたり、ただ青春を謳歌したりする。
物語はシビアだが、たくましく生きる登場人物に力強さを感じる。更に主人公マックスの、日記や表情を通した細かい描写が、プレイヤーと成長する実感を強く与えてくれる。
「それなりに時間があって」「一気にクリアしたい」ゲームを探すなら、本作は最良の選択となるだろう。マックスちゃんはかわいい!
Owlboy
2Dアクション/ノスタルジー/スチームパンク
J1N1のポイント:開発期間8年。尋常ならざる作り込みは大手作品では味わえない。
『Owlboy』は昨今では珍しくなった古典的2D-インディーズアクションだ。
主人公はフクロウのオータスとなって、世界を滑空しながらモンスターを討伐し、遺跡を冒険する。
驚くのは8年という開発期間。それ故に、サウンド、グラフィック、ゲームプレイ、どこをとっても、まるで隙がない、大変丁寧な作品に仕上がっている。
さすがに新鮮味は薄いが、どこを取ってもプレイヤーを楽しませる要素に満ちていて、昨今適当にリリースしてパッチで修正、という大作にはない作家の情熱を感じ取る事ができる。しみじみ一人で遊びたい名作。
Rainbow Six: Siege
対戦FPS/リアル系/特殊部隊
J1N1のポイント:今年一番熱いマルチFPSの一つ。友達と一緒に遊べるなら絶対オススメ。
シングルゲーもいいけど、俺は他の野郎共とオラつきたいんだ、友達と天下取りたいんだって人には、コイツをオススメしたい。
プレイヤーは、個性豊かな28人の特殊部隊員から1人を選択。5人1組のチームとなって、『カウンターストライク』のようにオブジェクトを奪い合う。
発売されて丸1年経つけど、人口はまだまだいて、DLCのリリースやアップデートでゲームプレイはどんどん進化し続けている。
純粋に対戦FPSとしてみて、これほど「やり込み甲斐」のある作品は本当に久々だ。DLCでSAT(日本)も出たし、89式小銃をぶっ放せる希少なFPSにもなった。