- 20位:アスタブリード
- 19位:spelunky
- 18位:ローグレガシー
- 17位:downwell
- 16位:RiME
- 15位:flowery
- 14位:The Incredible Adventures of Van Helsing: Extended Edition
- 13位:TRINE 2 complete story
- 12位:ENTER THE GUNGEON
- 11位:THE SWAPPER
- 10位:Transistor
- 9位:LITTLE NIGHTMARES
- 8位:スーパータイムフォースULTRA
- 7位:マシナリウム
- 6位:テラリア
- 5位:salt and sanctuary
- 4位:Inside
- 3位:クリプト・オブ・ネクロダンサー
- 2位:Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-
- 1位:風ノ旅ビト
20位:アスタブリード
国産のSTGです。
STGと言えば古き良きアーケード時代から国産の名作が続々と産まれましたよね。本作は難易度を控え目に、とても豪華な演出の目立つSTGになっています。
現代のロボットアニメをリスペクトしたアニメーション、プロの声優を起用した演出、世界観にも現代アニメへのモチーフが多々見られます。
ゲーム自体はシンプルですが、この演出にビビっときた方はプレイして損はないと思います。
19位:spelunky
タイトル通り、日本の名作ACT『スペランカー』のオマージュ的な作品です。
ロープを辿り、爆弾で道を開き、財宝や金貨を集めながら、謎の美女を救出するのが主なゲームプレイです。
元々『スペランカー』は理不尽な難易度で有名になりましたが、本作はそれよりかなり控え目な味付け。高所からの落下にはある程度耐えるし、主人公はサクサク動けます。
18位:ローグレガシー
名前の通り、「ローグライク+2Dアクション」のゲーム。2013年にsteamで好評を博した名作がps4にも登場しています。
ゲーム自体はシンプルで、スキルやアイテムを振り分けつつ、2Dアクションのダンジョンを攻略する内容。
難易度はかなりシビアで、さすが昔のインディーズと思わせる一方、ハマる人はとことんハマるゲーム。折れない心を持つ人に。
17位:downwell
日本のゲーム開発者もっぴん氏による、落下型2Dアクションゲーム。
作者公認の『Nuclear Throne』に近いゲーム。落ちる『NT』と言っても過言ではないですね。とにかく軽快で、そしてすぐ死ぬ。
何より驚きの価格。500円。安すぎ。その分、色々バラエティに乏しい点はありますが、値段を考えれば間違いなく良作。ただしアーケードゲームに近く、かなり癖は強いです。
16位:RiME
ふとしたことで少年が遺跡のある美しい島へ漂流した、そんなあらすじの3Dパズルゲームです。
内容は『ゼルダの伝説』のパズル部分がずっと続くようなもの。3Dパズルが好きだって人ならきっとハマると思います。
歯ごたえのあるパズル部分も楽しいですが、白い遺跡と絶海の孤島を組み合わせた世界観が特に良い。頭は使うけど、癒されるゲームです。
15位:flowery
例によってthatgamecompanyによる、初の3D作品。原題は『Flower』。
内容は、ひたすら花弁を飛ばして、他の花を開花させていくだけ。花弁を飛ばし続けると、何故か他の花弁もついてくるようになる。『fl0w』の続編という印象が強い。
ただ花弁を飛ばすだけなのに、やめ時を感じさせない、完成度の高い作品。thatgamecompanyを世に知らしめた名作でもあり、PSNでしか遊べない作品でもあります。
14位:The Incredible Adventures of Van Helsing: Extended Edition
身も蓋もない、そのまんまなハック&スラッシュ2Dアクション。所謂『Diablo』クローン。
有象無象の雑魚を蹴散らし、アイテムをかき集め、キャラクターを成長させ続ける、まんま『Diablo』のような作品。
極めてシンプルでオリジナリティは薄いけど、協力なNPCが護衛に付き、価格から想像も出来ない精細なグラフィクスと、安定した良作です。
13位:TRINE 2 complete story
盗賊、騎士、魔道士の3人を使い分けながら攻略する、2Dアクションパズル。
目を引くのは、インディーズながらAAA級に一切引けを取らないグラフィクスです。無論、美術面に優れたインディーズは数多い中、TRINEは何とフォトリアルな3D描写=高い技術力で美しいからすごい。
肝心のパズルは、まぁ及第点なレベルなのだが、歩いているだけで楽しいし、COOPにも対応している貴重な作品なので、フレンドと遊ぶなら検討してください。
12位:ENTER THE GUNGEON
2D見下ろしシューターに、ランダム性のあるローグライクを加えた作品。
「またこれかよ」と思う組み合わせかもしれないが、とにかくボリュームがあり、何より銃撃の爽快感はダントツで高い。銃も爽快な爆発物から謎のエネルギー銃まで何でもあり。
色々ローグライクの作品は多いけど、中毒性とアクション性に関してはこの作品を上回るものは少ない。ローリング出来るのが肝。
11位:THE SWAPPER
「SWAP=入れ替え」。複数の人形の魂を入れ替えながら、宇宙船を冒険するSFパズルアクション。
難しいが、全体的にとても完成度の高い作品。SF的なビジュアル、硬派なパズル、意味深なテキストと、とてもバランスが良かったです。
ゲームを進行する上で、次々と人形を入れ替えては乗り捨てるのだが、果たして既に同じ主人公と言えるのか?とあるギリシャ神話を元にした物語も必見。
10位:Transistor
SF世界で声を失った女性が大剣を片手に戦うARPG。確かPC版を定価で買ったぐらいには期待してたゲーム。(前作が面白かったし)
ゲームプレイはとても平凡だけど、世界観、グラフィクス、BGM、極振りされた美術はインディーズの中でもトップクラス。物語は抽象的だけど魅力的で、分かる人には分かるみたいな話。
動画や画像を一目見て、「おっ、これいいな」と思った方ならまず遊ぶべき。そういうゲームです。
9位:LITTLE NIGHTMARES
胃袋という巨大な船から脱出する、脱出ホラーゲーム。
本作はとても奇妙な構成で作られています。ホラーゲームだけどユーモラスな世界観、ユーモラスだけどリアルなグラフィクス。
インディーズは名作ホラーが数多く存在しますが、特に本作は少し温かみがあり、そして童話がリアルに再現されるユニークな体験が光ります。
8位:スーパータイムフォースULTRA
時間を逆行しながら戦う2Dガンアクション。
基本的には2Dアクション+シューター。色々な銃器を持ったタイムフォース隊員を駆使して戦うのだが、面白いのは時間を逆行するシステム。
単に時間を巻き戻しながら戦えるのは無論、同じタイムラインに同じ隊員を戦わせることで、あり得ないような戦略を生み出せます。
粗雑なようで美麗なグラフィック、ユーモアある会話と、色々バランスの取れた名作。
7位:マシナリウム
独特のビジュアルが特徴の、2D脱出パズルゲーム。
チェコで産まれたインディーズ黎明期の名作。主人公のロボットを操作して、どこか物悲しいスチームパンクの世界を冒険します。
絵本のような世界観の構成は必見。古いゲームですが、今遊んでも良いゲームだなとしみじみ感じます。
6位:テラリア
無限に広がる2Dの世界で、自由に建築したり、洞窟を探索したり、イベントに振り回されたり出来るARPG(?)。
とにかく圧倒的に自由かつボリューミーなゲームです。最初は装備も貧弱ですが、洞窟を探索し、色々な武器や魔法を集め、資材で建築して、そこにNPCを呼んだりできます。
本作の発売当初、『Minecraft』ブームから間もないことから、そこからの強い影響を感じさせますが、それ以上に膨大な敵、アイテム、洞窟、イベントがあることで、一層コアゲーマー向けな味付けになっています。
ついでにマルチプレーも出来ますよ。
5位:salt and sanctuary
世界観、システム、UI、あらゆる面で『ダークソウル』シリーズの影響を受けながら完成させた2D横スクロールARPG。
さて、どんなゲームでも大なり小なり他のゲームの影響を受けているものですが、本作は徹底したリスペクトにより、フロム・ソフトウェアの『ダークソウル』を、2Dというプラットフォームに落とし込んだ名作です。
内容も同シリーズのファンならすぐ把握できるでしょう。敵を倒し、ソルトを集め、武器や自身を強化し、凶悪なボスに挑む。
『ソウル』シリーズの良い点を、徹底して引き継いでるのは素晴らしい。やりごたえのある戦闘、自由度の高いビルド、細かく調整されて実際に「振っている」感のある攻撃アクション。
間違いなく、『ソウル』を遊んでない方にもオススメできる、純粋に完成度の高いARPGだと思います。
4位:Inside
何一つ説明されない中、少年を動かして退廃的な世界を生き残る2Dアクション。
前作『Limbo』から7年、にも関わらず2時間程度でクリア出来てしまう。徹底的に煮詰められたゲームプレイは正に本物。
システムは比較的シンプルだし、世界観も具体的に考察の余地があるわけでない。だけど、本当によく造り込まれています。
「考えるな、感じろ」。これぞアートとしてのメディアの側面を捉えた、ゲームの形なのかもしれません。
3位:クリプト・オブ・ネクロダンサー
リズム通りに動くことを強制される『不思議のダンジョン』。
インディーズの中でも、AAA級タイトル以上に売れ、そして愛されるゲームも数多く存在します。中でも本作は、インディーズ界のレジェンドと言えるでしょう。
リズムに合わせて行動しつつ、アイテムやダンジョンさえランダムな中、リソース管理や戦闘も十分シビアという、かなりの高難度と学習カーブ故、プレイする人間を選ぶことは間違いありません。
しかし、一度ある程度まで習熟すると、こうした理不尽に感じた要素が、全てゲームプレイに必要なスキルであると気づき、あとは夢中でダンジョンを掘り続けるハメになります。
音ゲーとローグライクをストレートに混ぜるという荒行の中、本作は極めてユニークかつ洗練されたゲームプレイを完成させました。是非一度ご賞味あれ。
2位:Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-
舞台は誰もいなくなったイギリスの片田舎。彼らはどこへ、何故消えたのかを考えながら、ただ歩くだけのゲーム。
前作は『Dear Esther』。ただ歩くだけで全クリできるゲームとして有名になりながら、一方で文学的なアプローチをゲームのインタラクティブな体験に落とし込んだ名作でもあります。
そして本作はその続きに近い。プレイヤーは敵を倒すことに集中しなくていいけど、そこに秘めた物語について想像を膨らませなければならない。
人を選ぶ事は間違いないが、個人的にとてもオススメな作品です。描写が大変美しい点も必見。
1位:風ノ旅ビト
言語が一切通じない砂漠の世界で、何かを求めて冒険するゲーム。原題は『Journey』
はい、「安直な1位」だと思いますが、すごいものはすごいので、私はこの作品を最もオススメさせて頂きます。
本作は極めてユニークなゲームです。敵らしい敵も、障害らしい障害も、ほとんど現れない。あくまで前に、前に進むだけなのです。
ただし、本作は決してアイディアだけで評価されたわけではありません。確かにゲームなのに敵が出ないとか、ルールの説明がないとか、何もかもシームレスだとか、新鮮ではあります。
しかし、それでありながら真に磨かれた作品なのです。『Warcraft 3』がRTSで完成され、『Half-Life』でFPSが完成されたように、本作もまたゲームにおける表現として、完成された作品です。
風紋が刻まれた砂原を疾走する体験、何一つ説明されずとも一目で目的地やルールのわかる表現、画期的なオンラインシステム、そして冒険の先に到達する場所と感動。
どれもこれも、完成されています。ゲームプレイには常に驚きと、喜びと、そして最後には達成感がある。そしてこのゲームは、その体験をほんの数時間のうちに圧縮してしまったのです。
ところで、私は本作の『風ノ旅ビト』とかいう、何も考えずに付けたような邦題が大嫌いです。原題は『Journey』。つまり『旅』です。
なればこそ、私は本作は「旅」の究極の表現なのだと思います。先程完成されたゲームの例にRTSやFPSを上げましたが、本作は決して既存のジャンルに囚われず、むしろその在り方をたった一本で確立させました。
万人にオススメできる傑作でした。