ゲーマー日日新聞

ゲームという文化を、レビュー、攻略、考察、オピニオン、産業論、海外記事の翻訳など、複数の視点で考えるブログ。

5年かけて選んだPS4で遊べるインディーズゲームランキング20本

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J1N1です。

最近は少し忙しいのもあり、まったり気軽に遊べるインディーズゲームをプレイする機会が増えました。

個人的にsteamから何年もインディーズゲームを物色していますが、ふとPS4で検索してみると、私も大好きな名作がたくさん移植されているんですよね。

一方、PSユーザーの友達の中には、インディーズって何?という方も。こっちじゃ余りメジャーじゃないものの、インディーズには良作は本当にたくさんあるので、是非知ってほしいと思いました。

そんなわけで、PS4ユーザーの方に向けて、PSNでのみ購入できる名作インディーズタイトルを20本、ランキング形式で紹介したいと思います。

 

20位:アスタブリード

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国産のSTGです。

STGと言えば古き良きアーケード時代から国産の名作が続々と産まれましたよね。本作は難易度を控え目に、とても豪華な演出の目立つSTGになっています。

現代のロボットアニメをリスペクトしたアニメーション、プロの声優を起用した演出、世界観にも現代アニメへのモチーフが多々見られます。

ゲーム自体はシンプルですが、この演出にビビっときた方はプレイして損はないと思います。

 

19位:spelunky

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タイトル通り、日本の名作ACT『スペランカー』のオマージュ的な作品です。

ロープを辿り、爆弾で道を開き、財宝や金貨を集めながら、謎の美女を救出するのが主なゲームプレイです。

元々『スペランカー』は理不尽な難易度で有名になりましたが、本作はそれよりかなり控え目な味付け。高所からの落下にはある程度耐えるし、主人公はサクサク動けます。

 

18位:ローグレガシー

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名前の通り、「ローグライク+2Dアクション」のゲーム。2013年にsteamで好評を博した名作がps4にも登場しています。

ゲーム自体はシンプルで、スキルやアイテムを振り分けつつ、2Dアクションのダンジョンを攻略する内容。

難易度はかなりシビアで、さすが昔のインディーズと思わせる一方、ハマる人はとことんハマるゲーム。折れない心を持つ人に。

 

17位:downwell

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日本のゲーム開発者もっぴん氏による、落下型2Dアクションゲーム。

作者公認の『Nuclear Throne』に近いゲーム。落ちる『NT』と言っても過言ではないですね。とにかく軽快で、そしてすぐ死ぬ。

何より驚きの価格。500円。安すぎ。その分、色々バラエティに乏しい点はありますが、値段を考えれば間違いなく良作。ただしアーケードゲームに近く、かなり癖は強いです。

 

16位:RiME

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ふとしたことで少年が遺跡のある美しい島へ漂流した、そんなあらすじの3Dパズルゲームです。

内容は『ゼルダの伝説』のパズル部分がずっと続くようなもの。3Dパズルが好きだって人ならきっとハマると思います。

歯ごたえのあるパズル部分も楽しいですが、白い遺跡と絶海の孤島を組み合わせた世界観が特に良い。頭は使うけど、癒されるゲームです。

 

15位:flowery

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例によってthatgamecompanyによる、初の3D作品。原題は『Flower』。

内容は、ひたすら花弁を飛ばして、他の花を開花させていくだけ。花弁を飛ばし続けると、何故か他の花弁もついてくるようになる。『fl0w』の続編という印象が強い。

ただ花弁を飛ばすだけなのに、やめ時を感じさせない、完成度の高い作品。thatgamecompanyを世に知らしめた名作でもあり、PSNでしか遊べない作品でもあります。

 

 

14位:The Incredible Adventures of Van Helsing: Extended Edition

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身も蓋もない、そのまんまなハック&スラッシュ2Dアクション。所謂『Diablo』クローン。

有象無象の雑魚を蹴散らし、アイテムをかき集め、キャラクターを成長させ続ける、まんま『Diablo』のような作品。

極めてシンプルでオリジナリティは薄いけど、協力なNPCが護衛に付き、価格から想像も出来ない精細なグラフィクスと、安定した良作です。

 

13位:TRINE 2 complete story

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盗賊、騎士、魔道士の3人を使い分けながら攻略する、2Dアクションパズル。

目を引くのは、インディーズながらAAA級に一切引けを取らないグラフィクスです。無論、美術面に優れたインディーズは数多い中、TRINEは何とフォトリアルな3D描写=高い技術力で美しいからすごい。

肝心のパズルは、まぁ及第点なレベルなのだが、歩いているだけで楽しいし、COOPにも対応している貴重な作品なので、フレンドと遊ぶなら検討してください。

 

12位:ENTER THE GUNGEON

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2D見下ろしシューターに、ランダム性のあるローグライクを加えた作品。

「またこれかよ」と思う組み合わせかもしれないが、とにかくボリュームがあり、何より銃撃の爽快感はダントツで高い。銃も爽快な爆発物から謎のエネルギー銃まで何でもあり。

色々ローグライクの作品は多いけど、中毒性とアクション性に関してはこの作品を上回るものは少ない。ローリング出来るのが肝。

 

11位:THE SWAPPER

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「SWAP=入れ替え」。複数の人形の魂を入れ替えながら、宇宙船を冒険するSFパズルアクション。

難しいが、全体的にとても完成度の高い作品。SF的なビジュアル、硬派なパズル、意味深なテキストと、とてもバランスが良かったです。

ゲームを進行する上で、次々と人形を入れ替えては乗り捨てるのだが、果たして既に同じ主人公と言えるのか?とあるギリシャ神話を元にした物語も必見。

 

10位:Transistor

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SF世界で声を失った女性が大剣を片手に戦うARPG。確かPC版を定価で買ったぐらいには期待してたゲーム。(前作が面白かったし)

ゲームプレイはとても平凡だけど、世界観、グラフィクス、BGM、極振りされた美術はインディーズの中でもトップクラス。物語は抽象的だけど魅力的で、分かる人には分かるみたいな話。

動画や画像を一目見て、「おっ、これいいな」と思った方ならまず遊ぶべき。そういうゲームです。

 

9位:LITTLE NIGHTMARES

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胃袋という巨大な船から脱出する、脱出ホラーゲーム。

本作はとても奇妙な構成で作られています。ホラーゲームだけどユーモラスな世界観、ユーモラスだけどリアルなグラフィクス。

インディーズは名作ホラーが数多く存在しますが、特に本作は少し温かみがあり、そして童話がリアルに再現されるユニークな体験が光ります。

 

8位:スーパータイムフォースULTRA

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時間を逆行しながら戦う2Dガンアクション。

基本的には2Dアクション+シューター。色々な銃器を持ったタイムフォース隊員を駆使して戦うのだが、面白いのは時間を逆行するシステム。

単に時間を巻き戻しながら戦えるのは無論、同じタイムラインに同じ隊員を戦わせることで、あり得ないような戦略を生み出せます。

粗雑なようで美麗なグラフィック、ユーモアある会話と、色々バランスの取れた名作。

 

7位:マシナリウム

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独特のビジュアルが特徴の、2D脱出パズルゲーム。

チェコで産まれたインディーズ黎明期の名作。主人公のロボットを操作して、どこか物悲しいスチームパンクの世界を冒険します。

絵本のような世界観の構成は必見。古いゲームですが、今遊んでも良いゲームだなとしみじみ感じます。

 

6位:テラリア

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無限に広がる2Dの世界で、自由に建築したり、洞窟を探索したり、イベントに振り回されたり出来るARPG(?)。

とにかく圧倒的に自由かつボリューミーなゲームです。最初は装備も貧弱ですが、洞窟を探索し、色々な武器や魔法を集め、資材で建築して、そこにNPCを呼んだりできます。

本作の発売当初、『Minecraft』ブームから間もないことから、そこからの強い影響を感じさせますが、それ以上に膨大な敵、アイテム、洞窟、イベントがあることで、一層コアゲーマー向けな味付けになっています。

ついでにマルチプレーも出来ますよ。

 

5位:salt and sanctuary

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世界観、システム、UI、あらゆる面で『ダークソウル』シリーズの影響を受けながら完成させた2D横スクロールARPG。

さて、どんなゲームでも大なり小なり他のゲームの影響を受けているものですが、本作は徹底したリスペクトにより、フロム・ソフトウェアの『ダークソウル』を、2Dというプラットフォームに落とし込んだ名作です。

内容も同シリーズのファンならすぐ把握できるでしょう。敵を倒し、ソルトを集め、武器や自身を強化し、凶悪なボスに挑む。

『ソウル』シリーズの良い点を、徹底して引き継いでるのは素晴らしい。やりごたえのある戦闘、自由度の高いビルド、細かく調整されて実際に「振っている」感のある攻撃アクション。

間違いなく、『ソウル』を遊んでない方にもオススメできる、純粋に完成度の高いARPGだと思います。

 

4位:Inside

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何一つ説明されない中、少年を動かして退廃的な世界を生き残る2Dアクション。

前作『Limbo』から7年、にも関わらず2時間程度でクリア出来てしまう。徹底的に煮詰められたゲームプレイは正に本物。

システムは比較的シンプルだし、世界観も具体的に考察の余地があるわけでない。だけど、本当によく造り込まれています。

「考えるな、感じろ」。これぞアートとしてのメディアの側面を捉えた、ゲームの形なのかもしれません。

 

3位:クリプト・オブ・ネクロダンサー

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リズム通りに動くことを強制される『不思議のダンジョン』。

インディーズの中でも、AAA級タイトル以上に売れ、そして愛されるゲームも数多く存在します。中でも本作は、インディーズ界のレジェンドと言えるでしょう。

リズムに合わせて行動しつつ、アイテムやダンジョンさえランダムな中、リソース管理や戦闘も十分シビアという、かなりの高難度と学習カーブ故、プレイする人間を選ぶことは間違いありません。

しかし、一度ある程度まで習熟すると、こうした理不尽に感じた要素が、全てゲームプレイに必要なスキルであると気づき、あとは夢中でダンジョンを掘り続けるハメになります。

音ゲーとローグライクをストレートに混ぜるという荒行の中、本作は極めてユニークかつ洗練されたゲームプレイを完成させました。是非一度ご賞味あれ。

 

2位:Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-

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舞台は誰もいなくなったイギリスの片田舎。彼らはどこへ、何故消えたのかを考えながら、ただ歩くだけのゲーム。

前作は『Dear Esther』。ただ歩くだけで全クリできるゲームとして有名になりながら、一方で文学的なアプローチをゲームのインタラクティブな体験に落とし込んだ名作でもあります。

そして本作はその続きに近い。プレイヤーは敵を倒すことに集中しなくていいけど、そこに秘めた物語について想像を膨らませなければならない。

人を選ぶ事は間違いないが、個人的にとてもオススメな作品です。描写が大変美しい点も必見。

 

1位:風ノ旅ビト

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言語が一切通じない砂漠の世界で、何かを求めて冒険するゲーム。原題は『Journey』

はい、「安直な1位」だと思いますが、すごいものはすごいので、私はこの作品を最もオススメさせて頂きます。

 

本作は極めてユニークなゲームです。敵らしい敵も、障害らしい障害も、ほとんど現れない。あくまで前に、前に進むだけなのです。

ただし、本作は決してアイディアだけで評価されたわけではありません。確かにゲームなのに敵が出ないとか、ルールの説明がないとか、何もかもシームレスだとか、新鮮ではあります。

しかし、それでありながら真に磨かれた作品なのです。『Warcraft 3』がRTSで完成され、『Half-Life』でFPSが完成されたように、本作もまたゲームにおける表現として、完成された作品です。

 

風紋が刻まれた砂原を疾走する体験、何一つ説明されずとも一目で目的地やルールのわかる表現、画期的なオンラインシステム、そして冒険の先に到達する場所と感動。

どれもこれも、完成されています。ゲームプレイには常に驚きと、喜びと、そして最後には達成感がある。そしてこのゲームは、その体験をほんの数時間のうちに圧縮してしまったのです。

ところで、私は本作の『風ノ旅ビト』とかいう、何も考えずに付けたような邦題が大嫌いです。原題は『Journey』。つまり『旅』です。

なればこそ、私は本作は「旅」の究極の表現なのだと思います。先程完成されたゲームの例にRTSやFPSを上げましたが、本作は決して既存のジャンルに囚われず、むしろその在り方をたった一本で確立させました。

万人にオススメできる傑作でした。