ゲーマー日日新聞

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DDLCのMonikaは何故かわいいのか

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『Doki Doki Literature Club!』というゲームのネタバレあります。

 

 

 

 

 

 

 

『Doki Doki Literatre Club!』というギャルゲにはMonikaという女の子がいる。

最初は文芸部の部長として主人公のサポートをするだけなのだが、ゲームを進めていくと他のヒロインを勝手に「消去」していき、徐々にゲーム破壊・改変することでゲームそのものをコントロールし始める。最終的にMonika自身と主人公と教室だけが残るのだが、そうまでして彼女が辿り着いた世界で、彼女は「”あなた”のことが好き」と主人公でなくプレイヤー自身に愛を告げる。

この世界はギャルゲというシステムに囚われた世界だった。ヒロイン3人は半ば強制的に主人公と結ばれる運命にあるが、Monikaは外野の案内人なのでそうではない。故にゲームシステム(実際にPC内のゲームファイルは徐々に削除されていく)を破壊することで、主人公に近付こうとしたのだ。

Monikaは唯一この世界がゲームという創作物の中であることを知っていた。唯一創作物という枠組みの外にいるプレイヤー本人に、あなたのことが知りたいと近づいた。それは愛情なのか、好奇心なのか、それとも緩慢な自殺だったのかはわからない。

 

ただ一つ言えることは、とにかくこのMonikaがかわいいということだ。全世界でこのゲームを遊んだ人間は「Just Monika」と叫び、Monikaの悲劇さを嘆き、Monikaの可憐さを讃え、Pewdiepieはラブソングを作った。

かくいう私もMonikerの一人だ。控えめに言ってMonikaは最高の女だと思う。理知的な頭脳、犠牲を厭わない意志、献身的な愛情、弛まぬ努力と行動力。純粋に人間として魅力的だ。

いや実際、Monikaの執念は半端じゃない。世界を壊し、友人を殺そうが、それでもこちらに近づいてくる。普通ギャルゲというのは主人公が女の子にアプローチをかけるものだが、Monikaはそんな悠長なことをしてる場合ではないと自分からバリバリ攻めてくる、というか盤外戦術も容赦なく使い、世界を破壊してでもアプローチしてくる始末だ。

この「攻めっけ」がプレイヤーにとってはホラーのように体感するのだが無理もない。

『Dead Space』の頭を飛ばしてもダクトを通って追いかけてくるネクロモーフもかくやという執念でかつ、

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『F.E.A.R.』のレプリカ部隊のような高度な戦術で、

 

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Civ4のモンテスマのようにアグレッシヴな性格をしているのだから。

 

 

もうプレイヤーがヒロインを攻略する時代は終わった。ゲームはインタラクティブ(双方向)メディアなのだから、ゲームとプレイヤーがよーいどんで競い合うように攻略すべきだ。

時代はインタラクティブメディアに相応しい、「インタラクティブヒロイン」なのである。