ゲーマー日日新聞

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電ファミにEvi選手へのインタビューを掲載しました

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電ファミさんのところでDFM所属Evi選手へのインタビューを掲載しました。

 

news.denfaminicogamer.jp

弊紙では100本以上のゲームを批評していますが、実を言うと「批評できなかった」ゲームは何本かあります。上質であり、難解であり、複雑。

 

いくら頭を捻っても、これがいかなるゲームで、どんな快楽があるのか伝える言葉が出てこないのです。

 

『LoL』は正にそういうゲームでした。自分も1500時間は遊んでますが、要するに何が面白いのか他人に伝えられた試しがない。いやそもそも、現状も世界最高クラスのプレイヤー数を誇る『LoL』ですが、この魅力を見事に伝えた名文を見たことはありません。日本のライアット公式もこの辺は相当苦悩したようで、その結果「ロルくん」等というUMAを生み出しています。

 

友人と集まり、戦略を出し合い、最終的に勝利した喜び。この歓喜は未だに他のゲームで味わったことがありません。正直、今流行りのバトロワで何度1位になっても、『LoL』で1勝する喜びを上回ったこともないのです。バトロワも無論優れたゲームなんですが。

 

さんざくたキーボードを打ち込み、打ち込んだそばからテキストを棄却する作業を繰り返した自分が最終的にたどり着いたのが、「もう、日本で一番LoL上手い人に聞けばいいいんじゃね?」という、恐ろしくアホな考えでした。

 

正に蜘蛛の糸を辿るような思い。しかし、今日本で最も強いと認識されるEvi選手は、自分の押しかけ強盗めいた嘆願から熱意を受け取り、快諾していただけました。

 

そして実際に取材した途端、Evi選手の口から出る圧倒的な語彙。

 

「『LoL』とは何か―――。」自分が何度向き合ってもわからなかった構造を、世界最高峰のKRサーバーで50位以上に上り詰めた彼は、『LoL』というゲームの構造、思想、哲学、手法を一瞬で丸裸にし、いともたやすく言語化するのです。

 

ああ、なるほどこれが一つのゲームで頂点まで上り詰めた人間なのかと、改めて平服する思いでした。

 

とはいえ、その後の編集も大変でした。Evi選手の説明は完璧だったことを付け加えておきましょう。もしこれをesportsメディアに掲載するのであれば、書き起こしの3時間で作業完了。私はゲームジャーナリストのキャリアの中で「最高時給」の原稿料を受け取ったことでしょう。

 

しかし今回自分が企画を持ち込んだのは電ファミニコゲーマー。『LoL』はもとより海外ゲームのニュース自体少なめで、国内ゲームのファン層にフォーカスしたメディアです。つまり1ミリも『LoL』に興味がない人に向けて、『LoL』の魅力を理解してもらう記事を読んでいただくということ。 

 

当然これも自分の狙いでした。既に『LoL』を全力で楽しんでいる人に向けて、いかに『LoL』が楽しいか伝えることに何の意味があるのでしょう。「ロルくん」という果敢な挑戦は正にこの非ユーザー層を取り込むため。以前これを批判した自分は、長らく『LoL』と一切の接点がない人間をインボルブしたいと考えていました。

 

そのために、とにかく編集と推敲に時間を割きました。アレも違う、コレも駄目と。編集の小山さんには大変に面倒を見ていただきましたし、特に締切が決まっていないといえ、Evi選手やDFMのスタッフの方にも何度も連絡を入れました。その都度、「気にしないで良い」と気前よく応えていただいたEvi選手の神対応に思わずゴールド袋(300G相当)を献上したくなる所存でした。

 

それでも、結果的には努力した甲斐はあったのかなと思います。

 

私が長年取り組んできたゲーム批評。ゲームにおけるインタラクティブな性質を汲み取り、そこから得た体験を言語化することで、客観的な形を持って「ゲーム」を記憶の中に収容し、また他者と円滑に共有可能なものとする。

 

これは正に、自分が求めたゲーム批評です。15年以上追求してきたDotAの系譜、その一角である『LoL』。何故これほど人間が熱狂し、またその熱を忘れることができないのか、今最もわかりやすく伝える日本語を書いた自信はあります。(といっても、自分の貢献はEvi選手と小山さんよりも小さいが……。こういうのは企画したモン勝ちなんで!)

 

改めて、Evi選手、DFM、そして電ファミの小山さんには感謝を。

 

あとシェアしてくれた人本当にありがとうございます。そういうの、めっちゃ助かります。マジで。