『モンスターハンタークロス』を遊び続けているが、やはりソロプレイの主力は弓だと実感できる。継続火力、安定した立ち回り、弱点を狙う面白さ、どれをとっても素晴らしい。
しかも、本作では受注した本人しかクリアしたとみなされない「依頼」の影響もあり、ソロプレイの必然性は大きく上がったと言えるだろう。そこで、頼りになる弓の数々を紹介し、読者の方にも弓の強さを知って頂ければ幸いだ。
筆者は一応ソロで「まだ見ぬ秘湯をもとめて」「沼地酔夢譚」「試練の終結点」他をクリア出来たので、その辺りの経験を踏まえて説明していきたい。
連射
一点の部位に集中して狙える、最もスタンダードな弓。扱うには弱点部位を的確に狙うスキルと知識が問われるが、怯みや部位破壊も狙いやすく、ハメさえ狙える。
その特性上、本来なら「属性値」の高い弓が重宝されるが、今作では下記2つの「状態異常系弓」が強すぎて、「属性ごとに弓を作る必然性」が少し減った。(そのため、特筆した性能を持つ武器を除き、属性毎に1つずつ武器を紹介していない。)
勇猛と光明の凄烈弓
230/爆破30/爆裂/スロット2
溜め:貫2/拡4/連4
ビン:強2/属2/接/睡
身も蓋もない結論を言えば、全武器ジャンル通して最高クラスの汎用性。
部位ごとに蓄積する爆破属性と連射弓の相性は言わずもがな、全弓の中で最高クラスの「攻撃力(230)」と「属性(30)」が共存する火力は半端でなく、ぶっちゃけ連射弓はコレで全部解決するレベルの強さ。
2つ空いたスロット、優秀すぎる対応ビン、果ては曲射まで万能という、人によっては面白くもなんともないと感じる武器だが、その性能は『P2』の「覇弓」レベルといっても過言ではない。
ただし、後述する通り、弓は元々「強撃ビン」を使いきった時点で火力が落ち、更に凄烈弓の強みである「爆破」も、何度か成功させる度にモンスター側の耐性が上がり、あまり期待出来ない点から、長期戦ではかなり不利になってくる。
(つーか、思考停止でコレ推してるアフィまとめ多すぎだろ)
隻眼殿のオオユミ
210/爆裂/会心15%/毒ビン強化/スロットなし
溜め:連2/連4/連4
ビン:強1/強2/接/毒
一見すると、前述の「凄烈弓」の劣化版のようにも思える状態異常系の連射弓。確かに瞬間火力では劣り、素の攻撃力「210」といのもパッとしない。
しかし、彼の本当の魅力は「強撃ビンLV1/LV2」に両方対応していることによる継続火力にある。普通は調合込みで持ち込める強撃ビンは70本(50+20)だが、それに加えて更に60(50+10)本、合計130本の強撃ビンが使えるのだ。
現状、強撃ビンLv1で火力1.35倍、Lv2で従来通り1.5倍だそうだが、強撃全て使い切るうえなら体感的に「凄烈弓」より総合的な火力は上。(長期戦では、モンスターが凄烈弓の爆破への耐性が高まるのもある)
また、二つ名武器共通の「狩技ゲージが溜まりやすくなる」補正も、「アクセルレイン」を多用する弓ではめちゃ強い。長丁場が予想される大連続狩猟や二つ名においては、個人的にこちらを愛用している。
拡散
拡散する矢を全弾命中させられる至近距離で戦う、リスクの高い弓。だからといって適当に狙う事もできず、あくまで弱点に全ての矢を叩き込んで火力が出る。
とりわけ、スキル「散弾・拡散矢威力up」による補正(1.3倍)が極めて強力で、このスキルとの併用は必須。というかむしろ、このスキルがあるから拡散弓が使われるといっても過言ではない。
THE デザイア
230/龍12/会心25%/集中/スロット1
溜め:拡3/拡4/拡4
ビン:強2/属1/属2/毒/麻
言わずと知れた本作最高峰の拡散弓。シャガル・マガラの素材によって制作できる。
無属性武器に匹敵する「攻撃力230」に加え、そこそこの龍属性、オマケに会心25%までついて、しっかり強2ビンに対応する、拡散弓の中の優等生。
多少なり龍属性が通る飛竜なら、弱点を突いた属性武器と同じか、それより上の火力が平気で出せる武器。作成も楽なので、まずはこれから始めるのがいいだろう。
アンギルブレス
220/龍16/集中/スロット1
溜め:貫2/連3/拡4/連2
ビン:強1/強2/接/毒/麻/睡
「太古の塊」から作れる、本作初登場の弓。
龍の拡散弓といえばシャガルマガラの「THE デザイア」が有名で、基本的なスペックも全体的にそちらが有利であるものの、例によって「強撃ビン」がLv1とLV2に両方対応していることによる継続火力が、アンギルブレスの強み。
とは言え、アンギルブレスにも弱点があり、自動で溜め4に「連射2」が発動してしまうこと。即ち、剛射による射撃が大きく弱体化しており、剛射を多様するプレイスタイルなら使い物にならない。
一方、本作では狩技「アクセルレイン」による、剛射に頼らず十分な手数も実現することが出来、そもそもブシドー自体、あくまで保険用に使う程度なら、やはり剛射はあまり使わないわけで、総合的には「THE デザイア」同程度の実力と言えるだろう。
魔導弓アルマデール
240/爆裂/毒ビン強化/スロット2
溜め:拡2/連2/拡4
ビン:強2/毒/麻
独特な形状が印象深いオオナズチの弓。
注目すべきは、無属性最強クラスの「240」という数値。何とマイナス会心が付いた弓を除いて、「240」と「同じ」か「上」の攻撃力の弓は現状存在せず、無論「強撃ビンLv2」に対応。(「デザイア」「凄烈弓」ですら230)
これだけでも十分強力だが、さりげなく「毒ビン強化」も十分に有用。エフェクトこそ地味なものの、耐性の少ないモンスター相手なら「約3発」で毒状態に陥らせ、「400以上のダメージ」(大タルG2個以上)を奪っていく。
また、連射弓以上にスキルの幅が狭い(連射スキルはフィリアシリーズで補完できる)拡散弓に嬉しいスロット2つ、麻痺ビン対応と、「デザイア」相手に十分対応できる火力。
貫通弓
敵の体内を貫通する矢を放つ弓。その特性から、獣竜種のような細長いモンスター相手に効果を発揮する。
スキルには「弾強化」はもちろん、クリティカル距離を修正する「弾導強化」とも相性はいい。
暁闇弓【影向】
210/会心35%/放散/スロットなし
溜め:連2/貫3/貫4
ビン:強1/強2/接/毒/麻
二つ名のナルガクルガの素材より生産できる貫通弓。二つ名の苦労相応に強力で、素の210の攻撃力からの会心35%と、火力面では十分な性能。
だがこの弓の真の魅力は、例によって「強撃ビン」のLv1とLv2に両方対応できること。これによって、やはり大連続狩猟やソロプレイにおける長期戦で極めて安定した継続火力を出せる。
また二つ名武器の特徴、「狩技ゲージがたまりやすい」という性質も見逃せない。特に貫通弓にとって、アクセルレインによる溜め時間短縮は極めて強力。
天嵐ノ弓【光彩陸離】
250/水13/会心-10%/集中/スロット1
溜め:連3/連4/拡4/貫4
ビン:強1/属1/属2/毒/麻/睡/滅
アマツマガツチの素材から生産できる貫通弓。会心-10%にさえ目を瞑れば、属性値を付けたうえでの攻撃力「250」が目を引く。会心率を考慮しても、素晴らしい火力を十分発揮してくれるだろう。
だがコイツの真の魅力は「水属性」でまともな性能の弓だということ。そう、本作では新たに登場した「ディノバルド」を始め、復活した「ウラガンキン」「アグナコトル」など、強力なモンスターは一様に「水属性」を弱点にしているのである。
単純なスペックなら、溜め4前提、強撃ビンは1のみ対応、マイナス会心付きと、かなり癖のある武器なものの、本作で注目される「水属性」弓の中ではひときわ強力なのも事実。
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